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GLテクノ Research Memo(6):中期経営計画最終年度の目標達成に向け順調に推移

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■中長期の成長戦略

1. 中期経営計画の概要
ジーエルテクノホールディングス<255A>は経営統合後のシナジーを最大化し、グループとしての総合力を発揮するための重要な指針とすべく中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)を公表している。この中期経営計画では、「持続的な成長への戦略投資」と「事業競争力を重視した成長戦略」を基本方針としており、「持続的な成長への戦略投資」により、将来への基盤を強化しつつ、「事業競争力を重視した成長戦略」では激しい市場環境を勝ち抜く具体的な指針が示されている。事業セグメント別に見ると、分析機器事業と半導体事業が同社の主力であることは明白である。ここで注目すべきは、高い収益性を誇る一方でボラティリティも大きい半導体事業だけに依存しない姿勢だ。安定的な成長が期待できる分析機器事業をもう一方の主軸に据え、これら2つの事業を両輪としてバランス良く成長していく方針が、その戦略からはっきりと見て取れる。そのうえで、自動認識事業という第3の柱を育成する方向性を示している。自社の強みと課題を適切に捉えていると言えよう。なお、同計画では最終年度である2027年3月期の経営目標を、売上高50,000百万円、営業利益7,740百万円、営業利益率15.5%、ROE13%以上としている。

2. 持続的な成長への戦略投資
同社は中期経営計画において「持続的な成長への戦略投資」を基本方針に掲げ、約100億円規模の設備投資を進めている。半導体事業では山形工場の火炎加工能力の倍増、喜多方工場の機械加工能力の増強に加え、ベトナム新工場の建設を進めている。分析機器事業ではガスクロマトグラフの生産能力増強を目的とした生産棟を竣工した。これらの投資は生産能力の拡大だけでなく、自動化やAI活用を通じた生産効率向上も目的としており、将来の成長基盤の強化につながるものと位置付けている。資金面では営業キャッシュ・フローと借入余力を活用することで、投資計画の実行可能性を確保している。

3. 事業競争力を重視した成長戦略
同社は事業ごとの強みを生かしながら競争力の強化を進めている。分析機器事業では国内市場の深耕と海外販売の拡大、研究開発の強化を通じて成長を目指す。半導体事業では生産能力の増強と生産効率の向上を進めるとともに、新規顧客や海外市場の開拓に注力する。自動認識事業ではRFID関連製品や新技術を活用した製品開発を推進し、新たな収益基盤の構築を図る。こうした施策を通じて、グループ全体の付加価値と収益性を高めるとともに、海外展開とデジタル化を成長ドライバーとして企業価値の向上を目指す。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)

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