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円高はこれで終わらない。1ドル150円割れの予想も、真のリスクは米国発「ドル安」への移行という不気味な警告=馬渕治好

方向感を失う内外株式市場

内外株式市況に話を移すと、多くの投資家が投資環境の不透明感から、全体相場についても個別業種の物色について、方向感を失っている感があり、売買金額も総じて盛り上がらず、株価も落ち着きなく上下動したように思います。
市場の注目は、米国の金利動向にもっぱら向かっているようです。このところ、米連銀高官の諸発言が、タカ派方向とハト派方向で入り乱れたため、市場が金利の先行きに関心を奪われてしまった感があります。このため週末(9/4、金)発表の8月分の米雇用統計が堅調な内容でしたが、市場は米景気の底堅さを好感したというより、金利先高観の持ち直しを悲観したようでした。
この点は、後の「盛りの花」で詳述します。
騰落率ランキングに見る欧州悲観論
ここで、先週の市況動向を、騰落率ランキングで押さえましょう。
先週の世界の主要な株価指数の騰落率ランキング(現地通貨ベース)で、ベスト10は、
ブラジル
アルゼンチン
フィリピン
エジプト
インドネシア
シンガポール
ルクセンブルグ
スリランカ
ポーランド
ニュージーランド
でした。
一方、ワースト10は、
トルコ
イスラエル
日経平均
ドイツ
ハンガリー
韓国
フランス
スウェーデン
パキスタン
南アフリカ
でした。
日本株は、週途中まではAI・半導体関連銘柄中心に株価が軟化して、日経平均が下落(一方、TOPIXは堅調に推移)した、という地合いでした。週末には日経平均が巻き戻して上昇したものの、週を通じて見れば日経平均の下落率が高めになりました。
先週の外貨相場(対円)の騰落率ランキングをみると、先週対円で上昇した(円安になった)通貨は一つもなく、完全な円高商状でした。
一方、騰落率ランキングワースト10は、
イスラエルシェケル
ニュージーランドドル
フィリピンペソ
チリペソ
マレーシアリンギット
英ポンド
トルコリラ
スイスフラン
チェココルナ
アイスランドクローナ
でした。
欧州では、株価指数について独仏の下落率が高めであったうえ、通貨相場でも欧州通貨で下落率が高めなものが多かった(ユーロもワースト14位)状況でした。景気の状況などから、欧州悲観論が力を得つつあるのかもしれません。

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※本記事は有料メルマガ『馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」』2026年9月6日号の一部抜粋です。毎週いち早く馬渕氏の解説をご覧いただくには、今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した項目もすぐ読めます。

image by:lev radin / Shutterstock.com
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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」』(2026年9月6日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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