日経平均が底堅い展開をみせていますが、株価の暴落はこのまま来ないのでしょうか?現状の株価ははたしてバブルと言えるのか、様々な数値から検証してみます。(『バフェットの眼(有料版)』八木翼)
※『バフェットの眼(有料版)』では、読者からのリクエストも踏まえ、毎号さまざまな企業を詳しく分析しています。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
底堅い日経平均、この後株価はどんな展開を見せると思いますか?
今のところは資金が移動しているだけだが、暴落はする
さて、結局のところ暴落はすると思いますが、今は株式市場からお金が逃げるというよりは、ディフェンシブ銘柄にお金が集中しているようですね。
借金をしていなくて、需要が安定している銘柄を上げてみましょう。
・ユニチャーム
・ニトリホールディングス
・ファーストリテイリング
・ツムラ
・ピジョン
ここら辺は、今後も強い可能性が高いですね。ただし、中国が関連していますので、米中貿易については、注意したほうが良さそうですね。
ちなみに各社のPERを上げておきましょう。
・ユニチャーム 34.6倍
・ニトリホールディングス 24.2倍
・ファーストリテイリング 35.4倍
・ツムラ 20.4倍
・ピジョン 41.0倍
・日本マクドナルド 32.1倍
まあこの程度ですね。過去5年分についても見ておきます。
・ユニチャーム
2014年:28.7倍
2014年:53.6倍(12月に時期を変えたためもう一度)
2015年:36.7倍
2016年:34.4倍
2017年:35.7倍
・ニトリ
2014年:13.33倍
2015年:20.21倍
2016年:19.43倍
2017年:22.65倍
2018年:30.68倍
・ファーストリテ
2014年:31.1倍
2015年:44.5倍
2016年:45.6倍
2017年:77.1倍
2018年:26.9倍
・ツムラ
2014年:9.69倍
2015年:14.89倍
2016年:15.17倍
2017年:19.45倍
2018年:18.22倍
・ピジョン
2014年:27.0倍
2015年:34.9倍
2016年:29.9倍
2017年:33.0倍
2018年:35.1倍
・日本マクドナルド
2014年:69.5倍
2015年:-倍(赤字)
2016年:-倍(赤字)
2017年:75.8倍
2018年:27.4倍
さて、こう見ていくと、今が特段割安というわけではありませんが、サイクル的には安定性が評価され、PERが上昇する段階にあると考えています。
まあ、しかしこれについてはもはや良く分かりません。というのも、日本市場はずっと縮小傾向ですので、日本のディフェンシブ株を買ったところで…という部分もあります。
Next: 今後の株価の動きについて、何に注目しておくべきなのか