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天井はどこ?アメリカの利上げ先送りで日経平均は19,800円付近まで上昇!

アメリカのFOMCにおいて金利を先送りするかのような発言があり、日経平均は19,800円付近まで上昇しました。果たしてこの先の展開はどうなることでしょう。山崎和邦教授は、この先をどうみているのでしょうか。

まだまだ天井は先にある

山崎和邦 週報「投機の流儀」』(2015年3月22日号)より一部抜粋

利上げが後になりそうだということで株高基調は変わらず、一方、「金利格差拡大で円安進行=株高」という長年続いたシナリオはなくなる方向に動く。現にしばらく前から円安は膠着状態でも株高が進んだ。

15年度のEPSは1割向上というのは通り相場になっているし、個人売り越しで待機資金は豊富、そこで外国が大幅買い越しになっている。よって下がらない。

青春期相場と言うものは開始も完結も極めて鮮明で明確であるが、壮年期・老年期はその境界、始まり、その完結、これらはいつでも曖昧である。

これの本質は、終わり方が現実的な経済実勢の悪化ではないと言うことである。

相場自体の内在的運動によって起きる衰弱または自壊作用である。終わりの方にはカラ売り筋の買い戻しが作る「踏み上げ相場」が時々出るものである。直近の相場にもそれは出ていると思う。

御承知のように株価と言うものは今日現在の姿ではなく、未来の姿が投資家の手によって現出されている芸術品のようなものであろう。だから天井圏と言うものは芸術のクライマックスの表現だとも言える。「失われた20年」に耐えてきた艱難辛苦が、将来への構想力の花となって開いたものである。

ところで、未来を現在に表現する株価を芸術作品に例えればそれを造ってきた芸術家(投資家、投機家)の頭脳もそろそろ乾いてきて、迫力を喪失してくる。

黒沢明も木下恵介も後半は駄作ばかりだったし、司馬遼太郎も城山三郎も後半は小説を止めて評論と随筆に終始した。想像力が枯渇するのだと筆者は邪推している。

これが壮年期相場の大天井の姿であろう。ところが現実の経済実勢は良いのだから、火種は残っている、それどころか益々熱い。利食い売りして押し目を待っている待機資金も豊富である。この待機資金が出てくる。普通は優良株の押し目に出てくるであろう。これが老年期相場である。熱狂した相場を見てから後のことだから、今から2、3年保有してもいいと言うくらいのつもりで一流優良銘柄が主役になろう。だが青春期前半の安値覚えが脳裡に沁み込んでいるから高値高値と果敢に買ってはこない。

壮年期相場はローマン性と現実性を兼ね備える。しかし「老年期相場」は現実を重視する。「現実を重視する」ということは「未来の姿を描く」と言う株価構成の本質から言えば「死」を意味する。だから「老年期」なのである。

目先では日経平均は3月初日~18日の19,500円超えまでに640円幅を上昇したが、そのうちの170円分はファナック1銘柄だそうだ(日経新聞18日号)。とにかく、89年12月末の市場最高値38,915円の丁度半値を僅かに越えた。

ここから場味(バアジ)が変わった。10月安値から12月8日の18,030円までの日柄が34日、2月3日から市場最高値の半値までの上昇の日柄が31日、騰落レシオは高いまま上昇しその期間が一番活況を呈するものであるが6日移動で言うとレシオは70%、おりしも3月20日が新月だ。満月によって引きつけられた万物が元へ戻される動きをしたがる。

これでは年金の買いが途切れたところで海外勢が売れば下がって当然であったが下がらないと言うのは根は強いと言うことになるし、一番単純には国策に売りなし、であろう。

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