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なぜ今「株主総会のおみやげ」が次々に廃止されているのか?=櫻井英明

ここ数年、株主総会では、弁当やお茶に関する問い合わせが増えているという。投資の見返りを貪欲に求めるのは理解できるが、どうも本末転倒な気がする。(『「兜町カタリスト」』櫻井英明)

「お土産なし」がスタンダードに?三菱UFJや東レなどが取り止め

「本末転倒」

株主総会のシーズン。日経朝刊では「株主総会、お土産廃止の流れ」との見出し。理由は出席できない株主との不公平感の解消。三菱UFJや東レなどが取りやめるという。

この影響で、株主総会の参加者が半分程度減少する可能性もあるとの指摘。お土産だけで株主総会の出席者が減るというのは、少し異常な気もする。

ただココ数年、総会の弁当とかお茶とかの問い合わせが増えたという話も聞いていた。投資の見返りを貪欲に求めるのは理解できるが、どうも本末転倒な気がしていたのも事実。「お土産にかける費用を配当に」というのが当たり前の声でもあろう。

今年からお土産を廃止する6月総会の企業は50社。それでも全体の7割近くが配っているのが現実。食品系の商品とか電鉄系の割引券などは、理解できる。しかし、いっそのことクオカードやお米など業容に関係ない株主優待などは配当に回した方がスッキリする。

そもそもいずれも、株価低迷時に株主増加策として採用されたようなもの。企業を身近に感じられるという意味もあるかも知れないが、配当や株価で報いるのが当たり前の世界。

お弁当やお土産、あるいは優待の品物選びに使う時間はもったいない。本質でない斜めのところで使う労力ほど無駄なことはなかろう。

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「兜町カタリスト」』(2017年5月11日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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