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「明るい値上げ計画」日本人がビールの価格上昇を歓迎すべき理由=武田甲州

はがきやビール、タイヤ、電気・ガス料金など値上げが相次いでいます。誰しも日用品や光熱費は安く抑えたいところだと思いますが、この値上げは本当に悪いことなのでしょうか?(『証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』武田甲州)

武田甲州(たけだ こうしゅう)
ストラテジスト、証券アナリスト、日本証券アナリスト協会検定会員。宮崎県出身。熊本大学法文学部卒。山一証券にて個人・法人営業、投信開発などに従事。その後、地銀や証券会社等の勤務を経験。全般相場見通しはもちろん、証券アナリストの視点で景気や為替動向、社会動向までを見通した分析を行っている。

ようやく日本も正々堂々と値上げできる環境に。株価も歓迎ムード

はがき、タイヤ、電気・ガス料金…相次ぐ値上げ

6月1日からはがきビールタイヤ電気・ガス料金などが値上げされました。運送業界の配送料も値上げされます。ビールの値上げはやや事情が異なりますが、はがきやタイヤや配送料の値上げは、人手不足や原材料費など原価上昇圧力を受けてのものです。

これまで日本企業は無理をして価格を抑えてきましたが、働き方改革を推進するなかで、人手不足に伴う賃金上昇残業抑制などもあって、値上げラッシュが起きているのです。

企業には適正利潤というものがあり、それがなければ良好な労働環境や給与水準、さらに再投資や配当の原資というものの確保ができません。企業は競争力を失いジリ貧となるでしょう。

日本はこの20数年デフレに苦しみ経済もジリ貧でした。少し暗い雰囲気もありましたが、ようやく正々堂々と値上げできる環境となったのです。

値上げから始まる好循環

タイヤ値上げでトップ企業のブリヂストンをはじめタイヤ株は上昇し、ブリヂストンは年初来高値を更新しました。

ブリヂストン<5108> 日足(SBI証券提供)

ブリヂストン<5108> 日足(SBI証券提供)

明るい値上げが日本企業を強くし、さらに日本を明るくする。そして株価も上がるという好循環を期待したいと思います。

おりしも値上げ初日の6月1日から株価が大きく上昇。株価は値上げを歓迎しているようです。

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証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』(2017年6月4日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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