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【10月米雇用統計】トランプに殺されたくないならドル売り! 101~104円想定=ゆきママ

戦略はショート!想定レートは1ドル=101.00~104.00円

繰り返しになりますが、大統領選挙の方が大きな影響力を持つイベントになっており、来週11月8日に控えていますから、よほど事前予想値から乖離がなければ、初動はともかくとして、結局は発表直前の水準程度に落ち着くことになるでしょう。

そして、本稿執筆時点(4日午前10:40)の1ドル=102.89円というレートから、今回の雇用統計は概ね1ドル=101.00~104.00円を想定しています。かなり強い、またはかなり弱い結果となったとしても、この範囲には収まると考えています。

ただし、冒頭で書いてきた大統領選挙の見通しに大きな変化があったと報じられた場合は、この限りではありませんので、ご注意いただければと思います。特にトランプ候補がさらに巻き返していると報じられた際は、最悪100.00円ぐらいまで下値を見ておきたいところです。

気になるトレード戦略は、ショート(売り)中心に組み立てたいですね。現在の市場が置かれている状況や、先行指標の結果を考慮すると、短期的なトレードで買いから入るのは厳しいでしょう。非農業部門雇用者数が+20~25万人かつ、賃金上昇率が+0.4~0.6%といった数字でも出てこない限りは、上昇したとしても積極的に戻り売りを狙いたいです。

より具体的に戦略をまとめると、値幅が限られそうなので、利食いは細かめに20~50pips程度でチマチマと。上昇パターンでは、104.00円近辺にレジスタンス(抵抗線)として、21日移動平均線や一目均衡表の転換線がありますから、ここをしっかり上回るなら損切りして撤退でしょう。

大体こんなところで。最後になりますが、悲しいことに雇用統計よりも大統領選挙の動向の方が注目されていますから、選挙関連の報道にも警戒しながらトレードすることを忘れずに!

「ジブリの日」のアノマリーも

ちなみに、今日は「金曜ロードShow!」でジブリ作品(今日は『となりのトトロ』)が放映されるジブリの日ということで、最近は不発気味ですが、「呪い」(雇用統計とジブリ作品放映が重なると株などが暴落する)の発動にも念のため警戒しておきましょう(笑)。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2016年11月4日)
※太字はMONEY VOICE編集部による

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