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アメリカ雇用統計は要注意!中でも1時間当たりの平均賃金の伸びに注視

アメリカの利上げのタイミングを計る上で重要視される雇用統計。3日に発表された統計によると非農業部門の雇用者数は12万6000人増にとどまり、市場の予想を大きく下回りました。この先の展開はどうなっていくのでしょうか?雇用統計の発表を受け、ウーマンソフィー経済研究所室長の藤井まり子さんは多少の調整は入るにせよ、中長期で見ると日本の「バブル」は続くと語っています。

中長期では日本株式市場でもまだまだ「バブル」は続く

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』4月3日号より一部抜粋

先進国株式の資産インフレは、まだまだ1~2年は続きそうです。なぜならば、アメリカFRBの利上げ着手は、2016年に先送りされた可能性が高く、さらには、その利下げもスムーズに行われる可能性は低く、その後の利上げも穏やかなものになる可能性が高いからです。

中期的に、向こう1~2年、アメリカ株式市場では引き続き「バブル崩壊」する可能性は低いでしょう。

日本経済もユーロ圏の経済も、まだまだ成長余力が残っているので、株式ブームは向こう1~2年は継続することでしょう。

繰り返しになりますが、アメリカFRBは、完全雇用状態の失業率のハードルを上げて(失業率を人質に取って!)、FRBの利上げ着手を2016年へ先送りした可能性は高いです!!!

ただし、当たり前のことですが、可能性としては低いものの、「2015年6月か9月の利上げ着手」の可能性もゼロではありません。

いずれにしろ、毎月月初に発表されるアメリカ雇用統計は、要注意です。特にこの雇用統計の中での、「1時間当たりの平均賃金の伸び」には、要注意です

さて、イエレン&フィッシャーFRBは、現在進行形のアメリカ株式市場のバブルを温存することに、大変な神経を使っているというか、甚大な心配りを行っています!

彼らは、「アメリカFRBの利上げは、過去の日本の『早すぎた利上げ』の失敗(反面教師)の具体例を挙げて、スムーズな利上げにはならない」と表明しています。すなわち、「一回利上げしても(株式市場が大幅下落して実体経済を冷やすようなことが起きれば)、利上げを途中で停止したり、あるいは、再び利下げしたりすることもあり得る」と、表明しています。

このような「スムーズな利上げにはならない」発言は、2013年5月下旬から起きた「Tapering癇癪(かんしゃく)」のような事件を未然に防止する上では、大変な恩恵です!すなわち、「スムーズな利上げにはならない」発言は、アメリカ株式市場の大幅下落を前もって予防する上では、ものすごい力を発揮するものと思われます♪

さらに、イエレン&フィッシャーFRBは、「今後の向こう1~3年の利上げは穏やかなものになる」と表明しています。

すなわち、「FRBは利上げ着手しても、その後ゆっくりとした利上げしか行わない。毎月機械的に利上げするようなことは行わない。FRBが影響を及ぼせるFFレートは、むこう3年にわたり、引き続き、金融緩和的であり続ける」ということも、表明しています。

このような「今後の利上げは、穏やかなものになり、FRBは引き続き金融緩和的でありつづける」発言も、現在進行形の株式バブルを温存する上で、ものすごい力を発揮するものと、予測されます。

ここらあたりは、やはり、イエレン女史が3月27日の講演でも明言したように、サマーズの「長期停滞論」も大きく影響しているものと思われます。

(個人的には、「1バーレル50ドルから60ドルへの原油価格の大幅下落」が起きなかったならば、世界経済は「長期停滞」に陥ったままで、アメリカFRBは永遠に利上げ着手などできなかったと、今でも思っています)

さて、日本の場合は、計算に仕方にもよりますが、需給ギャップがまだまだ14~15兆円ほど残っています。黒田日銀が現行の金融緩和を継続する限り、まだまだ1~2年は、日本経済は拡大しそうです。

中長期では、日本株式市場でもまだまだ「バブル」は続きます。

ユーロ圏は需給ギャップが日本よりも沢山残っています。まだまだユーロ圏の株式インフレは続きます。

今年も春から夏にかけて、「Sell In May」のようなものは起きることでしょう。

この世には、調整の無い株式市場というものは、存在しないからです。

今「調整局面」が始まっているとしても、それは「5%~10%~15%」くらいの「普通の調整局面」で終わる可能性が、高いです。

内外の株式市場では、自称専門家でも「マクロ経済」が苦手な人はとても多いのです。というか、当たり前のことですが、ほとんどのプロは、学者ではないので、マクロ経済は苦手なんです。

こういった不安心理に付け込んで、この春から夏にかけて、今後マーケットを乱高下させる輩がやはり続出する可能性が、あまりにも高いのです。

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