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北朝鮮と人民元、暗号通貨を結ぶ点と線。米中ステルス戦争の勝者は?

「第二次朝鮮戦争」の戦局はこう推移する

ジム・リカーズは次のように分析しています。

「北朝鮮に対する攻撃の第一ステップは、電力網を遮断し、指揮命令系統を分断することだ。北朝鮮のすべての軍事活動が大混乱をきたしたとき、北朝鮮の対空防衛能力は大幅に削減されるか無力化に近いかたちになるだろう。その段階になれば、米軍のステルス爆撃機が北朝鮮の上空に入る準備を示すだけで、北朝鮮指導部は強烈な心理的不安を引き起こすだろう」

つまりジム・リカーズは、北朝鮮軍の指揮命令系統を破壊した上での、米軍による限定的な攻撃が、非武装地帯(DMZ)地域で展開されると見ているのです。

しかしそれは、あくまでも米軍の圧倒的な戦力を見せつけるための示威行動であり、決して平壌を攻撃する意図を持ったものではないはずです。

彼は言います。

「米国の第一段階の軍事作戦が終わった後、相互に容認できる条件を基にして、この地域の安定を取り戻すための具体的交渉を中国が本気で考えるようになってはじめて、事態は好転の兆しを見るかもしれない。そのとき、ポーカーフェイスを通してきた中国は、重い腰を上げて米国との交渉のホスト役を務める気になるだろう」

つまり、トランプ政権による挑発的ともとれる北朝鮮への威嚇は、実は中国に向けたものであって、北朝鮮の核の脅威など、最初から眼中にないということなのです。

「イラクのフセイン、リビアのカダフィー…次は自分だ」

北朝鮮は、挑発するしか手がなくなっています。

金正恩は、外交経験もなければ声明のひとつも出すことができない不幸な星の下に生まれた若者に過ぎません。

韓国の文在寅大統領は、3日前に北朝鮮が実施した水爆実験を「レッドラインを越えた」と定義する一方で、反対に、トランプは「レッドライン」の定義を明らかにしていません。

トランプは、狂犬マティスを使って米韓による大規模軍事攻撃を仄めかしています。おそらく、これが金正恩に対する最後の心理作戦でしょう。万に一つも、金正恩が交渉のテーブルに着く可能性に期待して…。

しかし、金正恩は決して西側メディアの前に姿を現さないはずです。北朝鮮の指導者としては、自分があまりにも貧弱で無定見であることを自覚しているがゆえに、国際的な舞台に出てくることができないのです。

そこで米国は、習近平に金正恩のお守り役を引き受けさせようとしているのです。中国にとって、これほど屈辱的なことはないでしょう。

「イラクのフセイン、リビアのカダフィー…次は自分だ」と追い詰められた金正恩を、過保護にも中国が抱きかかえるようにして擁護し、西側世界の防波堤にならなければ、北朝鮮は、行きつくところまで行くでしょう。

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