他人の孤独を批判するのは、精神が未熟な人間である
また、人にはいろいろな事情があることを想像できるようになるのも、十代後半くらいからではないでしょうか。
学校が生活の中心であるうちは、みな同じ行動、同じような価値観であることが当然という環境ですから、多様性を意識する機会は多くありません。
しかし、学校という社会の外には広大な世界が広がっていて、いろんな人がいろんな思惑で行動しています。そのことを理解するのは、大学生になるころからでしょう(もちろん、もっと早く精神が自立し「群れるのは子どもっぽい」と感じる人もいます)。
たとえば、ひとりで温泉にいる人は、もしかしたら失恋の痛みを癒そうと、心のリセットに来ているのかもしれない。ひとりでボーリングしている人は、次の社内ボーリング大会のために練習しているのかもしれない。ひとりで映画館に来ている人は、家が近所で急に観たくなったからかもしれない。ひとりで焼肉を食べている人は、他人の目を気にすることなく好きなものが食べたいからかもしれない。
そんなふうに、人にはそれぞれ個別の事情や思いがあってひとりで行動しているんだ、という想像力は、人としての成熟度に依存します。
特に孤独感が強い人は、この想像力が働きません。自分よりも孤独(に見える)人を探し、それを指摘することで安心しようとします。彼らは「あの人は自分より孤独だ」「あの人は自分より寂しいんだ」と決めつけることで、自分はまだマシだと確認し、溜飲を下げたいのです。
未成熟な人は、人の行動パターン認識が少ないため、すぐに他人を決めつけようとします。そして、他人の孤独を指摘する人は、精神が未熟な人間ということです。
孤独を楽しめる人は魅力的である
孤独感とは自己中心的な感情
他人を認めることが自分を認めてもらう原点
自分とのつながりを感じることが孤独力を高める
孤独で鍛えられる力、鍛えられない力
イメージトレーニングも内省作業のひとつ
※本記事は有料メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』2017年9月25日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
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『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』(2017年9月25日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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