fbpx

北米版の楽天市場「Shopify」が急成長! EC版月額課金×手数料モデルの強みとは?=シバタナオキ

売上と2つの売上構成

Eコマースのマーケットプレイス型のビジネスモデルになりますので、次にネット売上テイクレートを見てみたいと思います。

171031shibatanaoki_2

ネット売上は2016年の1年間で$389M(389億円)でした。こちらも前年同期比+90%と非常に高い成長率を誇っています。

このグラフをご覧いただければわかる通り、売上が主に2つのサービスで構成されています。

グラフの黒い方が月額課金の売上。グラフの緑の方がそれ以外に出店店舗に対して提供される広告や決済手数料などのサービスからの売上になります。

171031shibatanaoki_3

このグラフは月額課金からの売上の時系列です。年平均80%といったとても速いスピードで伸びています。

これは新規店舗の獲得によりベースの売上アップができているということを表しています。

171031shibatanaoki_4

Shopifyの月額料金はこの図にあるように、「個人は月額29ドル、中小企業は月額79ドル、大規模企業は月額299ドル」といった具合にとても良心的な価格設定になっています。

楽天市場と同じように、この月額料金はShopifyのソフトウェアを利用するための料金であり、それ以上の例えば広告のようなサービスを利用したい場合は追加で料金を払う必要があるというわけです。

前述の黒と緑のグラフを再度ご覧ください。緑の部分の広告や決済手数料などのサービス部分からの売上が、黒の部分の月額課金からの売上を大きく超えるスピードで成長しているのがわかります。

Next: まだまだ伸び代あり!このスキームは他の事業にも応用できる

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー