キャッシュレス化につながる決済サービスは?
スマホ決済に対する信頼度を現金利用のように高めて普及を促すには、それを使っても安心であり、特定の場所ではなく、日本全国いたるところで使えるものにしなければならない。
ポイントなども大事かもしれないが、それは上記のようなセブン-イレブンのサービスの利用などに任せて、普及させるためのスマホ決済サービスは、ほぼ現金と同じ利用とすべきである。
それには利用者とともに店舗などでの手数料もかなり抑える必要がある。日銀券の利用に対して、日銀は特に手数料などは徴収はしていない(ATM利用の場合に手数料は発生するケースはあるが)。
メガバンク主導のモバイル決済サービスに期待
そうであれば、メガバンク主導のモバイル決済の規格統一のほうが期待は持てるように思われる。
日本ではデビットカードの利用はあまり普及していない。これは少額取引は現金かプリペイドカード、高額取引はクレジットカードを利用することで、デビットカードの出る幕がなかったためとみられる。
次のような機能を持つ決済サービスを作れれば
- スマホから、自分の口座の現金を直接利用する決済方式
- 利用できる箇所が少なくともクレジットカードと同程度ある
- 決済に要する時間がクレジットカード程度かそれ以下
- 店側の費用負担も極めて低い
スマホでの決済が国内でも普及する可能性はある。
ただし、その普及にはスマホでの決済への信用度を高める工夫も求められるかもしれない。
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『牛さん熊さんの本日の債券』2018年4月10日号より
※記事タイトル・リード文・本文見出しはMONEY VOICE編集部による
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