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「わが青春の東芝」に幻滅 日経新聞の“好意溢れる”報道は欺瞞的だ=山崎和邦

東京のTさんとの「東芝のカラ売り」についての交信

東京のTさんより質問:

山崎先生

いつもお世話を頂き誠にありがとうございます。東京のTと申します。

先週土曜日のマーケット・アナライズでのご出演で、舌鋒鋭く現下の経済状況を解説頂きまして、非常に参考にさせて頂きありがとうございました。

その中で、先生の青春と共にあった東芝には幻滅されたという件がございましたが、その東芝が7月9日に年初来安値を更新しましたので、カラ売りの実行はどうかと考えております。

大手外国投資家などは既に売却に移っているのでしょうが、当面落ち着くところまで下落するのではないかと思っております。

ご多忙中誠に恐縮でございますが、何かご教授頂ければ誠に幸甚でございます。

山崎和邦より返信:

私は基本的には逆張り方針ですので、ここでのカラ売りは私ならやらないと思います。

カラ売りするなら大手外国投資家が売る前に売りたいです。

東芝 日足(SBI証券提供)

東芝 日足(SBI証券提供)

8月中に決算発表できなければ、監理ポストへ入る可能性はありましょう。

管理ポストは、上場廃止を視野に入れたものですが、東芝は上場廃止にならない筈です。そこで劇安が起きれば、長期的にはむしろ買いの場面だと思っていますが。

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山崎和邦 週報『投機の流儀』』(2015年7月19日号)より一部抜粋
※太字とチャート画像はMONEY VOICE編集部による

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大学院教授(金融論、日本経済特殊講義)は世を忍ぶ仮の姿。その実態は投資歴54年の現役投資家。前半は野村證券で投資家の資金運用。後半は、自己資金で金融資産を構築。さらに、現在は現役投資家、かつ「研究者」として大学院で講義。2007年7月24日「日本株は大天井」、2009年3月14日「買い方にとっては絶好のバーゲンセールになる」と予言。日経平均株価を18000円でピークと予想し、7000円で買い戻せと、見通すことができた秘密は? その答えは、このメルマガ「投機の流儀」を読めば分かります。

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