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サムスン電子が決算公表!微減の要因は中国・ロシアのサムスン離れ?

余談ながら、その韓国製品を不承不承でも買っていたのが中国人、国内品より信頼が置けるためですが、最近は品質も向上したため、韓国製スマホは中国市場で駆逐されつつあります。

製造業に不具合は付き物、ですからここまでは特段槍玉に挙げることももないのですが、修理をせずにその費用を小売業者に負担させていたと言うのですから、事実であれば剣呑な話です。

要は、不良品の存在を露見させたくないサムスンの現地法人が、問題を糊塗するために修理費を計上せず、取引先小売業者にその負担を押し付けていたのですが、サムスンの存在感が世界各地で退潮傾向にある今、それが出来なくなりつつあるのではと推測されます。

ただでさえ売上不振に陥っているうえ、品質上の不具合が表面化し、修理費を社内で請求したらどうなるか、担当者は役職の如何にかかわらず左遷され退職を強要されるでしょう。

サムスン財閥に限らず、売上未達だけでも解雇理由になるのがこの国の企業風土ですから、更に不具合が発生すれば路頭に迷うのは必至です。

ロッテに象徴される様に財閥創業家一族が骨肉の争いを演じるのも、後継者になるのとならないのでは、その後の人生が天と地ほど異なってくるから、ですが資本主義の大原則である「顧客第一」が韓国では通用しません。

スマホ部門だけが品質管理が甘く、買い手と揉め事を起こしているとは考えられず、全部門共通の(と言うより韓国全土共通の)課題と考えられますが、今回はたまたまスマホで事態が露見したとみるのが妥当でしょう。

本格株式講座 世界情勢最新分析報告書』(2015年8月1日号)より一部抜粋
※太字はマネーボイス編集部による

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