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日経平均1万5000円は「下落の途中」 バーゲンセールの季節には早い=長谷川雅一

円がじりじり買われているかぎり日経平均の浮上は不可能

僕は、このメルマガで、「日経平均は3月末に14,000円付近まで下がっているかもしれない」と書いてきましたが、そうなりそうな状況は、今も変わらないと考えています。

今の相場の下落の原因になっているのは「円高」です。「アメリカが利上げできないことが、ほぼ確実になってきた」ことと、「3月末にかけては、実需の円買いも多くなる」ことから、これから為替は、ゆるやかに110円付近まで下落する恐れがあると考えます。

目立って円高が進めば、200兆円ほどの資金を持つ「日銀の介入」が意識されますので、急落は起こりづらく、円はゆるやかに、じりじり買われるでしょう。この「円買いトレンド」は、しばらく続く可能性が高いと思われます。

米ドル/円 日足(SBI証券提供)

米ドル/円 日足(SBI証券提供)

反発したら売れ

日経平均と為替相場は連動しますから、円がゆるやかに下落する中、日経平均が浮上することは不可能です。

米ドル/円が110円付近まで落ちれば、日経平均は13,000円付近まで下落してもおかしくありません。

株も為替も、ときどき急反発しますので、「案外強い。底堅い」と思われるかもしれませんが、こうした上昇は、あくまでもテクニカル的な反発や、ショートカバー(売り方の買い戻し)によるものです。

相場のトレンドは「円高、株安」だと思います。

僕は、いくら証券会社関係の方々が、「今が底だ」「買いだ」と言っても、とりあえず3月末まで、「買い」は慎重に判断した方がいいと考えています。

むしろ、反発したところで「カラ売り」を検討したり、インバース型やベア型のETFの買いを検討した方がよいのではないか、と思います。

【関連】ジム・ロジャーズも警鐘 戻り相場の限界点と「3月10日大暴落」説=高島康司

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長谷川雅一のハッピーライフマガジン』2016/2/19号より一部抜粋・再構成
※記事タイトル・太字はMONEY VOICE編集部による

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