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米ドル/円はこのまま下放れも。各通貨ペア・ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ユーロ/円(EUR/JPY) 上値は重たい

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先週のレポートでは、ABラインに注目した。赤丸水準の節目を超えるには、上値抵抗線であるABラインを超えていくことが求められたからだ。しかし、実際にはABラインに到達するやいなや、上値の重たい展開となり押し目を形成した。次の注目日は4月5日前後である。

A点水準:約131円
B点水準:約123円

今週のポイントは上値の重たい展開が続くのか否かということである。

あくまでも個人的見解

BCラインに注目したい。ペンタゴンが真横に描き足される際に超えていくライン、ここではBCラインになるのだが、そのラインに到達すると直前の流れと変わることが多い。したがって、BCラインに到達することで新しい流れが出るのか否かがポイントになるからだ。

値動きのポイント

現在も下落エネルギーの強い相場が続いている。下値のメドは123円前後を考えたい。上昇エネルギー相場に転換するポイントは赤丸水準の128円を終値で超えることである。すなわち、128円を終値で超えることが出来ない限り、基本的には下落エネルギーの強い相場が続くことになろう。

現在のシナリオ

上値の重たい展開が続く可能性がある。上値抵抗線ABラインを超えた直後より下落が続いている。B点が位置する時間帯を通過した後も陰線が出現しているからである。下値のメドは青線表示の123円前後。

第2シナリオ

堅調な展開になっていく可能性が出てきている。下値支持線BCラインが控えている。しかも先週末のローソク足は同事線に近い足がBCラインの手前で出現している。そして、下値支持線BDラインも控えているからである。

なお、MACDは上昇トレンドが続いているのだが、MACD自体は横這いになってきている。スローストキャスティックスの数値は80%台の買われ過ぎ状態に入ってきた。

豪ドル/円(AUD/JPY) 節目を超えられるか

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先週のレポートでは、A点に注目した。A点が位置する時間帯を通過することで、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになったからだ。実際には、A点以降、ほぼ横這いとなっている。ただし、ADラインを維持しながら推移となっている。次の注目日は3月24日前後である。

A点水準:約84円50銭
B点水準:約88円

今週のポイントは節目を超えていくことが出来るのか否かということである。

あくまでも個人的見解

ADラインに注目したい。堅調な展開を維持し、節目であるp点水準を超えていくには、少なくとも下値支持線であるADラインを維持することが必要だからだ。

値動きのポイント

上昇エネルギーの強い相場を維持している。上値のメドは88円前後を考えたい。なお、下落エネルギー相場への転換のポイントは赤丸水準の82円50銭を終値で割り込むことである。すなわち、82円50銭を終値で割り込まない限り基本的には強気相場が続くことになろう。

現在のシナリオ

堅調な展開が続く可能性は残っている。前述したように、下値支持線ADラインを維持しながら推移しているからである。また、ほぼダブルボトムを形成した後に上昇が続いてもいる。上値のメドは赤線表示の88円前後。

第2シナリオ

上値の重たい展開になっていく可能性が出てきている。A点が位置する時間帯を通過以降、ほぼ横這いとなり、上昇の勢いが止まってきた。また、B点が位置する中心点の下方に位置している。そして、p点という節目がダブルトップとして効いているからである。

なお、MACDは依然と上昇トレンドを示しているのだが、MACD自体は横這いから下落に転じ始めた。スローストキャスティックスの数値は80%台の買われ過ぎ状態で横這いとなっている。

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