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貯金できない人は○○を決めていない? 自分に適した貯金方法の見つけ方=牧野寿和

お金の貯め方

お金を貯める方法は多くの場合、金融商品を利用します。

もっとも簡単な方法は、目的に応じて必要な貯める金額を算出して、毎月貯める金額を決めます。そして、銀行のご自身の口座に「定期預貯金」として貯めていく方法です。

また、個人向け国債、株式や投資信託などの「金融商品」で運用する方法もあります。

金融商品の中には保険商品も含まれていて、個人年金や解約返戻金のある保険のほとんども、貯蓄に対応しています。

ただ、銀行での預貯金の選択は、ほとんど問題ありませんが、多くの金融商品は同じような内容の商品でも金融会社ごとに多くの商品が販売されているのが現状で、どの商品を購入したら良いのか、ある程度時間をかけて、ご自身で商品ごとの研究をすることも大切です。

また、専門家に相談することもひとつの手と言えます。

選ぶ商品は、その人によって違う

例えば、「これから5年間で、毎月5万円ずつ貯めて、住宅購入の頭金にする」と、決めたとしましょう。

いざお金を貯めようとした時、ある人はご自身の銀行口座に積み立てをしていくことにしました。また、投資信託を購入していく人もいるでしょうし、銀行の積み立てと投資信託を併用する人もいるでしょう。

このように、選ぶ商品は人によって違います。なぜなら、その人の収入や、毎月の家計からの支出(つまり家計収支)が当然に異なるためです。

また、その人の育った家庭環境による場合もあります。親が銀行で貯蓄をしていれば、それをみていた子も、その効果を理解することが容易です。親が株式投資をしていれば、元本が保証されていない金融商品を運用するメリット・デメリットも容易に理解できるでしょう。ただ、住宅購入の頭金を5年間貯めるといったような短期間の運用に、株式は利用しないかもしれません。

さらには、ご自身で投資信託などの運用を経験して、その結果、銀行に預貯金をする、投信信託で運用するなどと決める人もいるでしょう。

ただし、一般的に短期間の元本の保証されていない金融商品での運用は、より元本割れの危険が高く、運用する効果も限定的であり、私も慎重にならざるを得ません。

また、人によっては元本が保証されない商品には、抵抗感のある人もいます。

そのような人が人伝えに「最近、あの商品信託の商品は儲かるらしい」と聞いて意を決して購入してみても、元本割れはしないか、毎日、その投資信託の基準価格が心配になって、仕事が手につかないでしょう。そんな状況になることは言語道断です。

このような人は、性格的に元本が保証されない商品は肌に合わないと言えます。買わないほうがいでしょう。

なお、基準価格とは、株式の株価と同じではありませんが、投資信託の売買基準のひとつとなるのもです。

Next: 今回は、毎月、一定の金額を期間を決め貯めていく場合、その人に適した方――

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