fbpx

大統領選の混乱よそに株価高騰はまだ続く。出遅れ投資家の勝ち筋は?=花輪陽子

ゲーム関連に投資妙味アリ?

また、米国では11月からクリスマス商戦が始まります。12月の小売売上高は1~11月の月当たりの平均を15%程度上回ります。コロナが逆風になると言われていますが、ゲームなどは面白いという見方の分析もあります。

例えば、HERO(Global X Video Games & Esports ETF)というETFがあります。保有銘柄の上位を見ると、Sea Ltd、NVIDIA、任天堂、Activision Blizzard、NetEase Inc、ネクソン、カプコン、Ubisoft Entertainment、エレクトロニックアーツ、Embracer Groupなど。

こうしたETFも面白いかもしれません。というのは、アメリカでコロナが拡大していますが、ゲームはオンラインで購入ができ、自宅で楽しむことができるからです。

ワクチンニュースでNetflixやゲーム関連の株式も下落をしていますので、長期で保有するのであれば面白いのかもしれません。

アメリカよりはアジア。バブルは当面、続きそう

また、航空会社関連のETFを購入することも考えられます。すでに上がっていますが、以前の株価と比べるとまだ下落をしているからです。

JETS(U.S.Global Jets ETF)など米国の航空会社の場合はETFで保有するほうが安全でしょう。JETSのチャートを見ると、ゆっくりとした上昇トレンドが現れています。その他、JALやシンガポールエアラインなども面白いと思います。

シンガポールに関しては中国との国境が正常化しており、隔離なしでも行き来ができるようになっています。今後、アジアで旅行バブルが進んでいくことが予想されるからです。

新型コロナを抑え込めている中国やアジアでは経済の回復が進んでいます。その上に追加の量的緩和があれば大きな恩恵を受けそうです。

引き続きアジアの株は強気で考えてもよいのかと感じます。バブルはまだ始まったばかりで、これから追加の金融政策と財政政策がなされれば株価はさらに上る可能性も高いです。

収入からコツコツと積み立てるのがよいでしょう。暴落のリスクが怖いという人はプット・オプションなどで保険をかけたり、ハイテクなど上昇が早いセクターではなく、REITや観光セクターなどまだ上がりきれていないセクターを選ぶことも考えられます。

また、米国市場ではなく、まだ完全に上がりきれていない日本も含めたアジア市場に注目をすることも大切です。

Next: パニック売りは禁物、気長に分散投資で。ジム・ロジャーズの戦略は?

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー