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アスマーク、1Qは減収減益となるも3月に過去最高の売上高を記録し回復基調 データ分析事業を新たな成長の柱へ

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アスマーク(4197)26/11期1Q:人的資本やデータ分析事業への投資を強化し、事業構造の変革を推進する。海外事業の苦戦等により、営業利益は前年同期比−52.4%となった。3月は過去最高売上を記録しており、通期では挽回し売上・利益の達成を目指す。【書き起こし】

エグゼクティブサマリ

アスマーク、1Qは減収減益となるも3月に過去最高の売上高を記録し回復基調 データ分析事業を新たな成長の柱へ

町田正一氏(以下、町田):みなさま、こんばんは。株式会社アスマーク代表取締役の町田です。当社の2026年11月期第1四半期決算説明会を開始します。どうぞよろしくお願いします。

はじめにエグゼクティブサマリです。事業方針は「再成長への投資期間と位置付け、人的資本やデータ分析事業への投資で事業構造を変革し、2027年以降のV字回復と飛躍的成長による企業価値の最大化を実現する」とし、昨年12月から1年がスタートしました。

第1四半期の業績をご報告します。売上高は11億9,900万円となりました。かなり回復してきたものの、いまだ前年同期比ではマイナス1.3パーセントとなっています。限界利益は7億8,400万円で、前年同期比マイナス3.8パーセントです。

営業利益は前年同期比マイナス52.4パーセントとなりました。今期は営業を中心に、来期以降を見据えた投資計画を立てており、利益を前年同期比で控えめに設定していました。そのため、結果としてこのような数値となっています。

前期後半から国内リサーチ事業における営業体制の見直しにより、売上再成長の兆しが見えています。しかし、海外事業、特にグローバルリサーチ事業は苦戦し、前年同期比78.1パーセントの減収となりました。これにより、リサーチ全体の業績を押し下げる結果となっています。

一方、HR事業は順調に推移し、前年同期比118.1パーセントと成長しています。M&A・アライアンスは、データ分析会社のリーン・ニシカタ社の株式を1月に取得し、グループに迎え入れました。こちらの会社を成長させるべく、さまざまな取り組みをプロジェクトとして立ち上げたところです。

また、HR事業、その他複数のM&A案件を継続的に追いかけています。

2026年11月期 第1四半期決算の概要

第1四半期の概要です。営業体制の見直しの効果が見られた月もあれば、見られなかった月もありました。12月から2月の3ヶ月を平均すると、前年同期比98.7パーセントとなりました。ただし、新たな顧客が増え始めており、第2四半期に向けて明るい材料ももたらされています。

本日は第1四半期の説明の場になりますが、第2四半期が始まった3月は、過去最高の売上高を記録しました。当第2四半期は、さまざまな取り組みが徐々に成果として数字に表れてきています。

スライドのとおり、第1四半期の結果は前年同期比で計画値を下回る状況ですが、3月、4月、5月の第2四半期以降で挽回を図る計画を立てています。1年をかけて前年の実績を超えることを目指して進んでいる状況です。

2026年11月期売上高と営業利益の推移(四半期)

四半期ごとの売上高と営業利益の推移です。スライド左側が売上高で、第1四半期は11億9,900万円、前年同期比で微減となっています。右側の営業利益は、前年同期比で約半分の実績となっています。

営業利益増減要因(2026年11月期 第1四半期実績)

飯田恭介氏(以下、飯田):取締役管理部長の飯田です。第1四半期における営業利益の増減要因についてご説明します。

今回、営業利益が52.6パーセント減となった内訳については、まず、単体の売上高が前年同期比同水準の0.1パーセント増の結果でした。その中で、外注費率が商品ポートフォリオの変化により3.0パーセント上昇し、前年度より3,500万円増加しました。加えて、次期成長を見据えた人的資本投資、増員を計画どおりに進めた結果、人件費が2,600万円増加しました。

連結しているグループ会社の利益貢献は600万円で、これはのれんの償却を含む数値です。これらの要因により、第1四半期の営業利益は前年同期比52.6パーセント減の5,400万円となりました。

事業別業績サマリー(単体リサーチ事業)

町田:事業別の業績についてご説明します。スライド左側の円グラフは、全体の売上高に対する事業割合を示しています。MR(マーケティングリサーチ)事業が95.8パーセント、HRテック事業が4.2パーセントで、前年同期比ではわずかながら0.1パーセントの増加となっています。

右側の事業別売上高では、MR事業とHRテック事業の実績が示されています。前年同期比ではMR事業が0.6パーセント減、HRテック事業が18.1パーセント増となっています。HRテック事業をさらに伸ばしつつ、MR事業も第2四半期以降に一層加速させて成長を目指していきます。

業界別売上高の推移(単体リサーチ事業)

リサーチ事業の業界別におけるクライアントの業種比率をグラフにまとめました。伸びた主な業界として調査会社が挙げられます。ここ2年ほど調査会社との取引が低調であるとお伝えしていましたが、2年ぶりにプラス3,800万円となり、営業体制の見直しの効果が徐々に現れてきています。

一方で、伸びなかった主な業界は、情報・通信と自動車・関連品となっています。ただし、これらは第1四半期に限定した結果であり、いずれも3月以降は受注案件が増加傾向にあります。

業界別で見ると、特に調査会社からの受注が再び増加しました。また、飲料メーカーからの受注も伸びており、引き続き伸びている分野をさらに拡大していく方針です。

商品別売上高の推移(単体リサーチ事業)

続いて商品別です。調査会社を中心にリクルートサービスの需要が増加し、20.4パーセント増となっています。ネットリサーチは前年同期比で減収となっていますが、これも一時的なもので、3月は前年同期比で大幅な増収となっています。商品別ではリクルートサービスが伸びています。

海外事業・新規ビジネス(HRテック事業)の状況

スライド左側はグローバルリサーチ事業、右側はHRテック事業の売上高推移です。前期で営業力を国内リサーチ事業の立て直しに重点的に充てたため、グローバルリサーチ事業の成長が一時的にマイナスとなっていました。

しかし、第1四半期の途中からは、国内リサーチ事業とグローバルリサーチ事業の両方に営業人員をしっかり充当し、増員を図ったことで、第2四半期以降にグローバルリサーチ事業を復調させる方針としています。

HRテック事業については、前年同期比で18パーセントの成長を達成しています。今後は、会社全体をさらに牽引できるよう、HRテック事業の拡大に注力していきたいと考えています。

バランスシートの状況

飯田:貸借対照表の状況を説明します。2026年11月期第1四半期末時点において、総資産は25億4,800万円、負債は流動負債・非流動負債を合わせて9億6,500万円、純資産は当期純利益の増加を背景に約16億円となりました。

借入金は現時点で4,500万円、自己資本比率は61.7パーセントとなり、健全な財務状況を維持しています。また、今後のM&Aの可能性を見据え、現預金約11億円と今後の借入を合わせた約20億円の実行資金を現時点で想定しています。

2026年11月期の方針(再掲)

町田:最後に、あらためて今期の重点方針であるスライド5項目の進捗状況をご説明します。

2026年11月期の方針に対する進捗状況

1つ目は、リサーチ事業の顧客への再深耕です。先ほど調査会社が再成長しているとお伝えしたように、今期から再びリサーチ事業を成長軌道に戻すべく、営業体制の再構築と営業人員の積極的な増員を進めています。

その結果、月によっては前年同期比で伸びる月もあれば足りない月もありますが、第2四半期以降はこれを安定的に伸ばせるよう、新規開拓を含めて既存顧客のフォローをさらに積極的に進めていく方針です。

2つ目は、日本発のアジア市場調査パートナーとなるための海外リサーチ強化です。アジアのリサーチ業界で日本を代表する会社になるべく、アジアでのシェアを集中的に高める取り組みを進めています。現在、アジアの現地の同業リサーチ会社のパートナーを積極的に増やしています。

東京本社には、約15名の外国人スタッフを中心としたグローバルチームがあり、彼らが高い頻度で海外に直接赴き、特にアジアの同業者のパートナーを増やすとともに、クライアントの開拓やアジア現地のリサーチ発注会社の開拓を進めています。「アジアのリサーチといえばアスマーク」という立ち位置を目指して、現在急ピッチで準備を進めています。

実際に、3月から4月にかけてアジアに関するリサーチの依頼が大幅に増加しており、さらにこれを伸ばしていくことが2つ目の取り組みです。

3つ目は、データ分析事業の立ち上げです。今期から新たにグループに加わったリーン・ニシカタ社会のデータ分析事業を、アスマークの営業力で強力にバックアップし、当社の新たな事業の柱として育てることを目指しスタートしました。

もともとリーン・ニシカタは営業担当者を持たず、年商が1億円台中盤の会社でした。そこに5月から当社リサーチ事業部門から営業担当4名が異動し、データ分析事業に専念する形で新規開拓に取り組んでいます。この体制強化により、データ分析事業の売上をさらに拡大する準備が整いつつあり、これが3つ目の成長戦略となります。

4つ目は、HRテック事業のさらなる認知度向上です。前期まで約4年間、HRテック事業の売上は伸び悩んでいましたが、今期に入り複数の戦略を講じることで成長の下地を整えています。特に、事業を会社を支える柱の1つとするため、集中的に人件費や広告費を投資し、多岐にわたる戦略を組み合わせて進めています。

HRテック事業は「Humap(ヒューマップ)」というブランド名で展開しており、この認知度をさらに高めることに注力しています。11月までの予算達成はほぼ確実な状況で、さらに売上・利益を伸ばす取り組みを進めています。

5つ目は、M&Aおよびアライアンスの推進です。1月にリーン・ニシカタ社をグループに迎え入れました。さらに現在も多くの企業と面談を重ね、グループと相性の良い企業を探しています。今期中に複数の企業を新たに加え、アスマークの事業拡大を図る方針です。

これら5つの戦略を柱に、今期は着実な成長を目指して進めています。以上で2026年11月期第1四半期の決算説明を終わります。

質疑応答:通期計画の達成見通しについて

飯田:「第1四半期が減益着地の中で、通期の計画数値の達成見込みについてどのようにお考えでしょうか?」というご質問です。

町田:前期から取り組んできたリサーチ事業の成長を復活させる取り組みは進んでいますが、2月までは海外の業務がやや減少していました。ただし、3月は国内リサーチとグローバルリサーチの両方で過去最高の売上を記録し、現在は成長軌道に戻ったと考えています。まだばらつきがあるものの、3月以降の予算達成を目指してしっかり進めています。

第1四半期で落ち込んだ分を取り返し、さらに予算達成に向けて、私を含め関係者全員が真剣に取り組んでいます。このまま1年が終わり、「また未達でした」という結果にならないよう挽回を図りつつ進めています。その気配が見えてきていることもあり、やりきる覚悟で取り組んでいきたいと思います。

飯田:未開示の具体的な数値については詳細を差し控えますが、第2四半期に入り、復調の兆しと捉えられる手応えを感じています。通期の売上・利益の達成に向けて、第2四半期以降で確実に挽回を図りたいと思います。

質疑応答:リーン・ニシカタ社の事業貢献について

飯田:「1月に子会社化したリーン・ニシカタ社について、今後の御社の事業にどのように貢献していく計画ですか?」というご質問です。

町田:ここは我々の成長の要となる部分です。マーケティングリサーチ事業は約2,500億円の市場規模ですが、データ分析事業はさらにその数倍の市場があります。同業他社もここに十分に取り組めていない状況の中で、しっかりと市場を伸ばしていく段階に入りました。

先ほどもお伝えしたように、リーン・ニシカタ社はほとんど営業活動をせずに1億円台後半まで成長してきました。まだ社歴も10年ほどという若い会社です。現在、アスマークの営業スタッフは約50名おり、そのうち約1割をデータ分析事業の営業に配置して新規開拓を進めています。

リサーチ事業とはまったく異なる分野のため、ここ2ヶ月ほど、リサーチ事業からデータ分析事業に異動予定の営業メンバーにはやや戸惑いも見られましたが、精鋭を配置しました。リーン・ニシカタ社にはもともと約1億5,000万円の売上がありますが、それを早期に5億円、10億円と拡大させるべく、スピードを重視して取り組んでいきたいと考えています。

HRテック事業は、5年間でようやく2億円ほどの売上に達しましたが、データ分析事業の成長スピードはそれを上回るもので、5億円、10億円、さらには20億円への成長も十分に可能な事業だと思っています。そのため、準備に時間をかけるというよりも、スピード感を持ち、成長を加速させていく方針です。

今期は我々が本格的に営業を開始するタイミングに当たります。できれば今期から、ある程度のインパクトを残せる売上を実現したいと考えています。スピード感を持って成長させる方針で、小さくじっくり育てるのではなく、早期に準備を開始しています。

質疑応答:今後の配当や株主優待に関する方針について

飯田:「業績が伸び悩む中で、今後の配当や株主優待がどうなるかお聞かせください」というご質問です。

現時点では、配当や株主優待に関する変更の予定はありません。当社は、将来の事業展開や経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した株主還元を継続していく方針です。今後、みなさまに開示すべき事項や決定事項が生じた際には速やかにお伝えします。

町田氏からのご挨拶

町田:本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。今期からリサーチ事業の業績を回復するため、また、データ分析事業やHRテック事業などいくつかの新規事業を拡大させるべく、さまざまな取り組みを進めています。関係者一同、本気で事業を推進しています。

1日も早く、みなさまに胸を張って「成長しています」と言えるよう、日々尽力していますので、引き続きご指導と応援をいただけると幸いです。今後ともアスマークをどうぞよろしくお願いします。本日はご清聴ありがとうございました。

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