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ガス警報器で国内首位、半導体工場向け需要も期待の計測機器メーカー

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国内の注目銘柄を紹介する新連載「ログミーFinanceの#銘柄発掘」。今回は新コスモス電機を分析します。家庭用ガス警報器で国内シェアトップの48.9パーセントを持ち、北米の設置義務化需要や半導体向けガス検知を成長ドライバーに、2027年3月期は売上高510億円、配当95円を見込んでいます。

【基本情報】株価:4,750円(2026年6月26日終値)/配当利回り:2.00%

国内の注目銘柄を紹介する連載「ログミーFinanceの#銘柄発掘」。ビジネスモデルやファンダメンタルズの分析を通じて、中長期で保有できる優良銘柄の見極め方が身につく実践的シリーズです。今回は、新コスモス電機を取り上げます。

ガス警報器で国内首位、家庭用シェア48.9%を獲得

新コスモス電機(6824)は、ガスセンサ(気体の種類や濃度を検知する部品)を起点に、家庭用ガス警報器、工場向けガス検知警報器、作業者向け携帯型検知器を開発・製造・販売する会社です。国内家庭用ガス警報器では、2026年4月時点で国内シェア首位の48.9パーセントを獲得しています。

家庭用が売上の59.0%、北米向けメタン警報器も主力に

2026年3月期の売上構成は、家庭用ガス警報器や北米向け電池式メタン警報器を含む家庭用が59.0パーセント、工場やプラントに据え付ける工業用定置式が23.3パーセント、業務用携帯型が14.3パーセント、その他が3.4パーセントでした。

北米売上159億4,400万円、ニューヨーク義務化で前期比77.8%増

注目は、北米の電池式メタン警報器(天然ガスの主成分であるメタンを検知し、ガス漏れ事故を防ぐ製品)です。2026年3月期の北米売上は159億4,400万円、前期比77.8パーセント増で、地域別売上の31.9パーセントまで拡大しました。

ニューヨーク市でガス警報器の設置が義務化された影響で、販売が好調に推移しました。加えて、ニューヨーク以外の州でも設置義務化に向けた法整備や検討が進んでおり、米国でガス漏えいへの安全対策が広がれば、新たな設置需要が生まれる可能性があります。

半導体工場向けガス検知、生成AI需要の拡大が中期テーマに

半導体向けも中期的な注目点です。半導体工場では、NF3(三フッ化窒素)やCOS(硫化カルボニル)など工程で使われるガスの検知が必要で、同社はこれらに対応するセンサユニットを開発しています。

生成AIの利用拡大でデータセンターが増えれば、高性能半導体の需要が増え、半導体工場の投資や稼働を通じて、ガス検知需要にも間接的な追い風となりそうです。

ガスセンサ300万個体制へ、生産能力拡大で量産効果に期待

また、同社はガスセンサについて年200万個の生産体制を確保し、2028年3月末までに300万個体制を構築する計画で、中長期で量産効果や製品ミックス改善が期待されます。

北米の制度進展と中国半導体市場、四半期ごとの確認が必要

一方で、北米需要は各州の義務化動向に左右されます。制度の進み方が遅れれば、需要の発現も後ずれします。半導体向けも中国景気動向の影響を受けるため、データセンターを背景とした半導体投資があっても、工業用の回復がどの程度進むかは四半期ごとに確認したいところです。

2027年3月期は売上高510億円、配当95円を予想

なお2027年3月期は、売上高510億円、営業利益60億円、配当95円を見込んでいます。売上高は前期比1.8パーセント増と小幅な増収計画ですが、営業利益は同18.4パーセント減の見通しです。

中国半導体市場の持ち直しを見込む一方、利益面では資材価格、人件費、減価償却費、物価上昇の影響を織り込んだ予想となっています。今後は、米国での天然ガス警報器需要がどこまで広がるか、半導体向けの回復が工業用定置式の売上に結びつくかが注目点です。

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・12:55〜13:45
 ③新コスモス電機(6824)
・13:55〜14:45
 ④トーヨーカネツ(6369)
・14:55〜15:45
 ⑤ポールトゥウィンホールディングス(3657)
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執筆者プロフィール


執筆:西田哲郎
ライター・コンテンツディレクター。投資歴15年。大きな損失を出したことをきっかけにイナゴを卒業、ビジネスモデルとファンダメンタルズ重視の手法に切り替える。業界紙やスタートアップを経てフリーで投資情報メディアやM&A情報サイトの立ち上げに関わり、現在は主に週刊誌で投資や経済関連の記事を執筆。


※記事内容、企業情報は2026年6月26日時点の情報です。
※当記事内容に関連して投資等に関する決定を行う場合は、ご自身の判断で行うものとし、当該判断について当社は一切の責任を負わないものとします。なお、文中に特定の銘柄の投資を推奨するように読み取れる内容がある可能性がございますが、当社および執筆者が投資を推奨するものではありません。

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