2日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、半導体やAI関連株の底堅さを見極めながらの押し目狙いのスタンスになりそうだ。1日の米国市場はNYダウが13ドル安、ナスダックは173ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長は「ECBフォーラム」の討論会で、インフレ期待やインフレリスクが低下したとの認識を示したことで、買われる場面もみられた。ただし、AI投資が過剰との思惑が浮上するなかで半導体やAI関連株が売られたことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比945円安の69695円。円相場は1ドル=162円50銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後に71090円まで買われる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まり、終盤にかけて69530円まで売られた。米国ではメタ・プラットフォームズがクラウドビジネス参入検討と伝わったことが好感され急騰する一方で、AI投資が過剰との見方が強まり、半導体やAI関連株が売られた。
マイクロン・テクノロジーが10%を超える下落となったこともあり、引き続き、キオクシアHD<285A>や東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>などの動向が注目されることになりそうだ。これら指数インパクトの大きい値がさハイテク株が下へのバイアスを強めてくると、先物主導で仕掛け的な売りを誘う可能性はあるだろう。
前日の日経平均株価は一時71962円まで上げ幅を広げた後は、ボリンジャーバンドの+1σ(70708円)を挟んでの推移が目立っていた。本日は同バンドに上値を抑えられる可能性があるとみられ、25日線(68200円)水準が意識されそうである。そのため、売り一巡後の半導体やAI関連株の底堅さを見極めつつ、押し目を探る流れになりそうだ。また、前日の東証プライムの騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めていた。資金シフトには不確実性はあるものの値がさハイテク株が不安定ななかでTOPIX型に資金が向かう可能性はありそうだ。
いま読まれてます
記事提供: 
元記事を読む