人気YouTuberヒカル氏とコラボして「ReZARD」というラグジュアリーブランドの展開を始めたロコンドの取扱高が伸びています。このロコンドの取り組みは、eコマースの新たな可能性を切り拓いたとも言えます。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)
※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2020年11月3日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。
Q. ロコンドがコロナ禍で見出したEC新戦略とは?
A. D2CとYoutubeの組み合わせ。
LOCONDOのGMVはYoY +39.4%の急成長
LOCONDOのGMVはYoY +39.4%の急成長
今日の記事では、ロコンドの2020年6月から8月の四半期決算を見ていきたいと思います。
全体としては非常に好調な決算ですが、その中でも新しい取組みが大ヒットしているので、後半でどのような取組みが取扱高の成長に繋がっているのかを、詳しく見ていきたいと思います。
※参考・画像出典:株式会社ロコンド 2020年度(21年2月期)第2四半期 決算説明資料
取扱高は大きく成長
初めに、ECビジネスで最も重要な指標である取扱高を見てみると、全体でYoY+24%の52億円、ロコンドはYoY+39.4%の38億円と、大きく伸びていることが読み取れます。
ロコンドの取扱高の伸びを分解すると、このグラフにあるように、伸びの最大の理由はReZARDと呼ばれるD2Cから来ていることが読み取れます。