自民ベッタリ“肩書”大好き。解体すべき労働者の敵「連合」と芳野友子会長の怪しい正体

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労働者の権利や生活を守るために存在するはずの、「連合」こと「日本労働組合総連合会」。しかしながらその実態は今や政権与党と深い関係を持ち、「労働者の味方」とはとても言えないのが実情のようです。今回のメルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』では投資コンサルタント&マネーアナリストの神樹さんが、そんな「連合」の呆れた実態を紹介。さらに2021年に連合初の女性会長に選出された芳野友子氏の「正体」を暴いています。

政権ベッタリ。連合の芳野友子会長が理解できぬ対話と癒着の違い

みなさま、こんにちは!

「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。

読者の皆様は、「れんごう」という言葉を耳にして、何を思い浮かべるでしょうか。

板紙・段ボール製造の国内最大手の 「レンゴー(株)」でしょうか、それとも自民党とべったり癒着関係の旧統一教会の現在の名称「世界平和統一家庭連合」のことでしょうか。

あるいは、もっと巨視的に見て、世界各国が連なる「国際連合」や「欧州連合(EU)」のことだったりするでしょうか。

それとも、政治献金を自民党にだけバラ撒いて、政策を自分たちの都合のいいようにコントロールしてきた「経団連」という略称で呼ばれることの多い「日本経済団体連合会」のほうでしょうか。

いずれにしても、近年「れんごう」と聞いて、肝心の「日本労働組合総連合会」のことを最初に頭に思い浮かべる人は、まずいないのです。

つまり、近年は労働団体の地盤沈下が著しいため、「連合」と聞いても、「何のこっちゃ?」という状況のわけです。

これが、労働運動の地位が極度に低下した日本における労働組合のナショナルセンター(全国中央組織)の「日本労働組合総連合会」の象徴ともいうべき状況です。

賃上げのためのストライキもすっかり封印してしまった、労使協調第一主義の日本の労働組合の中央組織は、なぜ、こんなに落ち目になってしまったのでしょうか。

今回のテーマは、その「連合(日本労働組合総連合会)」について、その体たらくぶりを、いろいろえぐっていきたいと思います。

日本の労働組合が大同団結で結集し、構成された「連合」は、かつては、新聞やマスメディアのニュースで取り上げられることも多かっただけに、「れんごう」といえば、「日本労働組合総連合会」を指すのが一般的であり、「連合」は700万人弱もの労働組合員数 を有する日本最大の団体であり、その代表的存在だったはずなのです。

そんな数の力をさえ活かせないのが今の「連合」です。

もはや、というべきか、やはり、というべきか、近年はすっかりショボイ存在になり下がっているのが「連合」なのです。

単純に総括してしまうと、かつて「連合」という名称で誰もが想起していた「日本労働組合総連合会」は、存在自体が低下したため、いまや表向きメーデーの集会で「労働者の味方ヅラ」をした労働貴族幹部が差配する、名目だけの労働運動を標榜する、無意味な組織の成れの果て状態──ということなのです。

実際、全国の労組の組合員の上納金を巻き上げているだけで、日本の労働者には、何の役にも立っていませんし、社会政策を提言する圧力団体としての機能も喪失してしまっています。

ゆえに組合員組織率も、69.6%で、組織率は年々低下し続けています(日本の全労働者の労働組合員組織率はたったの16.5%)。

「連合」の幹部たちは、無意味なスローガンを掲げ、テキトーな労働運動ポスターを作って、高額報酬を貪り、経費使い放題で、自民党幹部と仲良く会食して癒着を深めるだけが、現在の大事な「お仕事」になっている組織に見えるのです。

とまれ、現在に至っては「反共・一点張り」を強調しすぎたための反動なのか、「自民党にすり寄るばかり」で「見識のないお飾りの女性会長」さえもクビに出来ない体たらくな組織となった「連合」なのです。その実態をざっとえぐってまいりましょう。

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