日経平均は2週間ぶりに3万円台を回復した。今後の展開は?――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)
※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2021年4月4日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。
ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている
黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し
日経平均株価 再び高値を狙う
<先週の動き>
p点とのダブルトップを形成し上値の重たい展開となっていたが、C点が位置する時間帯を境に反発に転じた。特に先週末には上値抵抗線であったBEラインを上放れて3万円に迫っている。
次の注目日は、4月16日前後である。
A点水準:約3万1,300円
B点水準:約2万9,300円
C点水準:約2万8,200円
<今週のポイント>
AEラインに注目したい。堅調な展開が続き、高値を試す動きになるのであれば、すぐ真上に存在している上値抵抗線AEラインを越えていくことが必要になるからだ。逆に、越えることが出来ないと、上値の重たい展開に移行する確率が高くなる。
BEラインにも注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、下値支持線BEラインを割り
込まないことが求められるからだ。
<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
・トレンドのポイント(長期)
上昇トレンドの上昇局面である。
・あくまで参考売買ポジション(短期)(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、2万9,000円を終値で割り込むことである。
<今週のメインシナリオ>
堅調な展開が続いている。C点が位置する時間帯より上昇に転じている。右肩上がりの下値支持線CEラインの上方を推移している。そして、上値抵抗線BEラインを超えたことから、今後はBEラインが下値支持線になることが期待されるからだ。この場合、高値更新が期待される。
<サブシナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。右肩下がりの上値抵抗線AEラインが存在している。
また、p点とのダブルトップが効いている可能性もあるからだ。
この場合、再度2万8,000円台に戻ることが考えられる。
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