子どもに「何を伝えたいか」で選ぶ
では、どうしたら良いのか。
それは親が何を子どもに伝えたいのか、何がその子には必要なのか、ということで変わってきます。
「助け合い」を教えたいなら、みんなでバーベキューでも行ってみんなで準備をして、みんなで片付けをしたら、チームワークや思いやりを学ぶでしょう。大掃除をみんなでするのも良いです。
「予算管理」を教えたいなら、例えば回転寿司に行った時に、「700円以内で収まるように自分でネタを選びなさい」というようなことをするだけでも、好き放題に注文するよりは勉強になるでしょう。もしかしたら550円でお腹いっぱいになって、回転寿司の営業努力に感動するかもしれません。お店に興味を持つのも、ひとつの社会勉強です。
ちなみに、我が家では「報酬制」にしています。私がお金の管理に非常に甘かった過去の教訓と、事業者としてお金の大切さを身にしみて理解した経験から、子どもにはお金の大切さをよく理解して欲しいと考えています。
そして、報酬が発生しない「助け合い」「チームワーク」の大切さは、お金と関係ない機会で伝えています。
言葉で伝えてすぐに理解してくれるほど、教育は楽ではありません。一進一退を繰り返していくしかありません
image by:paulaphoto / Shutterstock.com
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『億の近道』(2021年4月15日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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