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なぜ韓国は「うつ病」ワースト1位に落ちたのか。国民の36.8%が苦悩、反日激化の一因に?=勝又壽良

なぜ韓国で「うつ病」が続出?

うつ病とはどのような症状かを見ておきたい。医師によっては「心の風邪」とも言われている。うつ病の明確な発症メカニズムは、現時点で解明されていないという。誰でも精神的なストレスが掛かれば、罹る病気であるのだ。

日本人の発症率は、平常では100人中3~7人とされている。上記のデータでは、OECDワースト12位。市民社会のモデル英国よりも好成績であった。

うつ病の特徴的な症状は、強い悲しみや気分の落ち込みなど、いわゆる“抑うつ気分”や意欲や喜びの低下が現れることとされている。しかし、症状の現れ方は人によって大きく異なり、動作が緩慢になって反応が遅くなるケースもあれば、些細なことで怒りっぽくなるといった行動の変化が目立つケースも少なくないと、専門家は指摘している。

うつ病の特色である「怒り」の裏面には「憂うつ」がある。憂うつと怒りはコインの両面とされている。精神的エネルギーが、自身に向かえば「憂うつ」になる。一方、外部へ向かえば「怒り」として表出される。

韓国では、高騰を続ける住宅価格と急激な税金負担増が、国民に心理的剥奪感・無力感・憂うつ感と同時に怒りを植えつけたと指摘する専門家もいる。

韓国はパンデミック以降、うつ病患者が急増している背景に、生活面のストレスが大きいことを示している。だが、潜在的にうつ病を多く発症させる要因があることを否めない。

OECDでうつ病2位のスウェーデンには、明らかな潜在的な要因がある。それは、気候要因がもたらすものだ。スウェーデンでは、アルコールの販売は専売制である。酒を飲むと「泣き上戸」になると聞かされていた。日本人は、飲酒すれば愉快になって「笑い声」が大きくなるのと対照的である。スウェーデンで、居酒屋を覗いたことがある。確かに、陰気で黙々と酒を飲む異常な雰囲気であった。現地を見て、なるほどと実感したが、遺伝子要因によるのであろう。

韓国DNAが生んだ反日

ここからは、私の「見立て」である。

韓国人のうつ病罹病率が高いのは、スウェーデンのような遺伝子要因も見逃せない。うつ病の特色である「怒り」の裏面に「憂うつ」があるとすれば、この「怒り」が恒常的に日本へ向けられてきたと言える。

現在、韓国の20~30代は文政権の「不誠実性」を猛批判して、保守派支持へと鞍替えしている。だが、この怒りは、国外へ向けられれば「反日」へ転嫁される。韓国進歩派は、一貫した「反日行動」である。これを政権維持のテコに使ってきた。国民は、これに乗せられてきたと言える。

冒頭で指摘したように、徴用工問題・慰安婦問題だけが日韓対立の火種ではない。最近は、竹島問題をめぐって東京五輪不参加を言い出している。また、旭日旗を想像させるとして五輪ゴルフ選手のウェア・デザインへの非難と続いている。

こうした際限ない「反日活動」は、日本へ「いちゃもん」を付けているとしか言いようがない。その根底にはうつ病的な要因があり常時、その「怒り」が日本へ向けられ、精神バランスを取っているのであろう。

こういう視点で「反日言動」を見ると、日本の説明を一切聞こうとしない「リテラシー欠如」が根底にある。これは、明らかに病的な症状である。

日本側としては、どうにも対応できない事態と見るべきだろう。日本側が無視すると、「日本は朝鮮時代から侮辱していた」というコラムが登場する。もはや、日本は対応不可能である。

これから、「リテラシー欠如」の実例をいくつか上げたい。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は1月、韓国代表団と面会した。この席で韓国側が、東京五輪で日本軍国主義を象徴する旭日旗が競技会場に持ち込まれること。選手村で提供される食事に原発事故が起きた福島の食材が使われる可能性があること。これらについてIOC側に懸念を示すとともに、問題の解決に向け努力するよう要請したという。

バッハ会長は、「IOCを信頼して欲しい」と答えた。

Next: 旭日旗と福島原発が韓国の「武器」となっている

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