業種別値上がり率ランキングに伺える日銀への期待感
週末(4/22)の業種別ランキングを見てみると、その政策に対する期待度が伺えます。
4/22 業種別値上がり率ランキング
1 | 銀行業 | 4.80% |
2 | 証券商品先物 | 3.36% |
3 | 海運業 | 2.97% |
4 | 不動産業 | 2.64% |
5 | 鉄鋼 | 2.03% |
6 | 保険業 | 1.98% |
7 | 鉱業 | 1.70% |
8 | その他金融業 | 1.63% |
9 | 倉庫運輸関連 | 1.35% |
10 | 輸送用機器 | 1.34% |
銀行株がダントツに上げていて、ハッキリと政策に対する期待の強さが表れています。その他、海運業や保険業なども上昇しているのが分かります。
ありがたいことに不動産業も上昇していますが、マイナス金利の拡大やJ-REITの枠拡大などが思惑として出ているのかもしれません。
週末のドル円は、111.8円まで円安が進んでいます。先週末とくらべて2円以上も円安です。原油動向を踏まえてもさらなる円高が想定出来ていただけに、とても驚きです。
日経平均は、週末の終値で約17572円。ここ1ヶ月以上、17000円台を上回れない状況が続いていたことを考えると、とても大きな変化と言えます。
期待が失望に変わる恐れも
ただし原油にしても追加緩和にしても、あくまでも市場の思惑で勝手に動いているだけで、今後もそうなるかどうかは別の話です。
差し当たり今週(4/27~28)に控えている日銀会合で、期待した通りの追加緩和が実施されなければ、前週、上昇した分は全て帳消しになってしまうでしょう。
いや、あるはずもなかった期待が失望に変わるとなると、悪い影響でしかありません。