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「暴力革命はデマ」という日本共産党のデマに騙される人々。八代弁護士の謝罪で隠せぬ策動、1951年の“球根”は今も生きている=鈴木傾城

日本共産党の暴力革命の教本をKindleで買えると知っていたか?

この1951年に出された「51年綱領」は日本共産党の軍事組織化と暴力的破壊活動のスタートとなった。激しい暴動デモを起こし、火焔ビンを投げて騒乱を起こすスタイルはまさに「51年綱領」によるものだった。

ウィキペディアには、この「51年綱領」の主な内容がまとめられている。以下のようなものである。

・日本はアメリカ帝国主義の隷属化にある半封建的な植民地的国家である。

・したがってこのアメリカの支配から我が国の国民を開放するためのいわゆる「民族解放」と32年テーゼに規定する我が国の半封建的な反動勢力を打倒するという「民主主義革命」とを結合した「民族解放民主革命」が当面する革命の任務である

・日本の開放と民主的変革を、平和の手段によって達成しうると考えるのはまちがいである(これまでの平和革命方式を捨て、暴力革命を採ることを表明)

この「51年綱領」に則って、いかに武装闘争を展開するのかを指し示した秘密文書が『球根栽培法』『新しいビタミン療法』『遊撃戦の基礎戦術』『栄養分析表』などである。

『球根栽培法』とか『新しいビタミン療法』とか奇妙なタイトルが付いているのは、公安を欺くためのもので、中身は武装闘争論である。かつては秘密文書だったかもしれないが、今ではこれらの文書は誰でも手に入るし私も保有している。

AmazonのKindleで買えるのである。Kindleはこうした過去の門外不出の文書も存在するので最高だ。

日本の武装闘争教本資料集成 第一巻 球根栽培法
日本の武装闘争教本資料集成 第二巻 新しいビタミン療法
日本の武装闘争教本資料集成 第三巻 遊撃戦の基礎戦術
日本の武装闘争教本資料集成 第四巻 栄養分析表

武装闘争をしたら自分たちの議席を失うので「していないだけ」?

実際、こうした門外不出の武装闘争教本に則って、火炎瓶が飛び交う暴力闘争が全国各地で引き起こされることになった。「白鳥警部射殺事件」や「大須騒擾事件」も、そうした文脈の中で起きた事件でもある。

その結果どうなったのか。日本共産党は国民の支持を失って、1952年には一気に候補者全員が落選するという結果となった。

結局、日本共産党は暴力革命唯一論をさっさと引っ込めて、『権力が暴力で革命運動を抑圧しない限り、革命運動も暴力を行使しない』という「敵の出方論」を採用して暴力革命を引っ込めた。

志位和夫委員長は、「どんな場合でも平和的・合法的に社会変革の事業を進めるということが、日本共産党の一貫した立場です」と述べて、あたかも平和主義者のように振る舞っている。

しかし、実際のところは武装闘争をしたら自分たちの議席を失うので、「していないだけ」というのが正しいのではないか。

さらに言えば、公安調査庁は今も日本共産党を破壊活動防止法に基づく調査対象団体としているのだが、それは何か理由があるのか。

Next: 共産党は、警察も公安も革命方針に変更がないと考えているような組織

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