3連休中の米国株が軟調となり、為替が大きく円高に振れたことやシカゴ市場(CME)の日経平均先物が16,000円水準を割り込んで大きく売られてたいことから売り先行、売り気配から始まるものが多くみられました。それでも、外国人売買動向(市場筋推計、外資系5社ベース)が大幅買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡となると下げ渋り、16,000円水準で方向感に乏しい展開となりました。(『清水洋介の日々是相場 -夕刊-』清水洋介)
日経平均終値は16,147.38円、円高嫌気も売り一巡後は下げ渋り
日経平均:16,147.38円(-518.67円)
≪東証一部≫
売買高:24億9,517万株
売買代金:2兆6239億0200万円
値上り銘柄数:168銘柄
値下り銘柄数:1,758銘柄
騰落レシオ(25日):88.98%(-7.21%)
為替:1ドル=106.48円
市況概況
3連休中の米国株が軟調となり、為替が大きく円高に振れたことやシカゴ市場(CME)の日経平均先物が16,000円水準を割り込んで大きく売られてたいことから売り先行、売り気配から始まるものが多くみられました。それでも、外国人売買動向(市場筋推計、外資系5社ベース)が大幅買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡となると下げ渋り、16,000円水準で方向感に乏しい展開となりました。
昼の時間帯も連休の谷間とあって売り買いを急ぐ動きは見られず、後場に入るといったん買われたものの上値の重さが確認されると売り直される場面もありました。それでも目先筋の持ち高調整の売り買いが中心で大きな方向感は見られず、底堅さが確認されると買い戻しも入って下げ幅を縮小、最後まで持ち高調整の売り買いに振らされながらも下げ渋りとなりました。
小型銘柄は幕間つなぎ的に目先筋の物色が見られて値動きのいいものは高くなりました。二部株指数は大幅安となったのですが、日経ジャスダック平均は軟調というのとどまり、東証マザーズ指数は小幅高となりました。先物はヘッジを含めた持ち高調整の売り買いが中心で大きく方向感が出るということでもなく、指数を動かす場面もあまりありませんでした。
目先的な失望感は一服となった感もあるのですが、ここからは世界的な景気鈍化懸念で円高になるかどうかということなのでしょう。日米の金融政策からはこのあたりがいいところであり、あとは為替が落ち着いてくるかどうかということになりそうです。
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