日本政府はガバナンスが効いていないガバメント
首相が「鎖国をする」という趣旨のことを発表したのに対して、大臣の知らないところで、事務方が航空会社に指示をすることがあるのだろうか?
そうだとしたら、アメリカの上場企業に比べてガバナンスが効いていないガバメントである。アメリカの上場企業にはSOXと呼ばれるルールがあり、会社の中で重要なことが決定される前には、責任者が知る必要があり、そのルールが文書化されている。そうでなければ、ガバナンス上問題ありということで、CEOとCFOと会社が責任を取らされる。
菅総理の時には、すべての決定が遅かった。今回の決定の速さはなかなか今までにないスピードで、好意的な意見が出てくるかと思いきや、まったく逆で、財界からは非難ごうごうであったらしい。
科学的なデータを集め、分析できる日本政府が誕生するのはいつごろなのだろうか?
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『房広治の「Nothing to lose! 失う物は何も無い。」』(2021年12月3日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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