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5年で5倍に高騰「ベトナムコイン」に続くアンティークコインは?富裕層の動きにヒント=田中徹郎

値上がりしやすいのはどんなコイン?

この予想を助ける視点は2つあると思います。

まずは「どの国やどの地域が経済的に成長するか」という視点です。なぜなら私たちがコイン投資やコイン収集を進める場合、自国や近隣国のコインから始める傾向にあるからです。

2つ目に大切なのは、「富裕層が増える国や地域はどこか」という視点です。コインは富裕層の趣味の対象であり、また投資の対象です。決して好ましいことではありませんが、経済の規模が同程度ならば、貧富の差が大きい国ほど、コイン収集家の数は増えるはずです。

従って、私たちが5年後のコイン相場を予想する場合、向こう5年で下記の2点を予想する必要があるといえるでしょう。

1. どの国やどの地域が経済的に発展するか
2. どの国やどの地域の経済格差が拡大するか

では、上記2点を満たす国や地域はどこでしょう。

注目は「東アジア」

僕はアジア、特にインドを含む東アジアだと思います。

経済の発展速度や人口の多さ、人口構成、貧富の差の拡大傾向など総合的に見ると、東アジアが第一の候補になるはずです。

しかもこの地域はコイン文化が伝わった時期が遅く、西洋基準の丸いコインが発行され始めたのは、1800年代に入ってからです。

さらに近年になるまで経済規模が小さかったこともあり、コインの銘柄数、発行量ともに多くありません。

言い換えれば全般的にこの地域のコインは希少性が高いのです。

今後、経済発展が急速に進み、富裕層が増えてゆく中で、特に太平洋戦争以前のコインは高騰すると思います。戦後に発行された現代コインですら、相場上昇の可能性は十分あるでしょう。

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image by: NOOR RADYA BINTI MD RADZI / Shutterstock.com
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一緒に歩もう!小富豪への道』(2021年12月10日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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