G7の小出しの支援にイラつくウクライナ
それにしてもと。G7諸国による経済制裁に即効性はありませんし、まだ資源エネルギーを大量に輸入しており、かつ抜け穴もたくさんあります。小出しの支援とパフォーマンスばかりのG7首脳にウクライナの人達は苛立っているのではないでしょうか。
ロシアはウクライナ側が音を上げるまで無差別攻撃を続けるでしょうし、弱ってくれば東部地域に限らず、いくらでも侵攻してくるはずです。敵基地を攻撃できなければ、ひたすら弾を撃ち込まれるだけの守勢ですから、戦うにも限界があります。にもかかわらず、なぜに敵基地を攻撃できる長射程や高度な武器を急いで供与しないのか?
ウクライナ軍が善戦することなく膠着と後退を続けている状況では、世界からの関心も薄れ、支援疲れが出てくることは目に見えています。避難民も国に帰れません。NATOの中核である西欧主要3カ国は、ロシアからの資源輸入を維持したいがために、ウクライナが戦争で荒廃しても構わないと考えているかのようです。
資源の乏しい日本こそ他人事ではありません。
この選挙戦においても国民は本気の政策論争を切望しています。
手遅れになる前に。
image by:Ned Snowman / Shutterstock.com
『億の近道』(2022年6月30日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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