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なぜ米国債格下げで日本株が下落?ここからの動きを読む方法と長期投資家が今やるべきこと=栫井駿介

長期投資家としての着地点

どう転ぶか分からないのが市場というものなので両面で見る必要はありますが、私のファンダメンタルズの見方としてはネガティブに見ているというのが正直なところです。

目先の株価に関しては、少し市場が冷えた後、アメリカの経済指標や業績が持ちこたえれば再び上昇に転じることもあるだろうと思われます。

ただ、当然その逆もあって、悪ければ下がるということになります。

目先の指標は目先の話でしかなくて、本当に重要なのは長期にわたって業績が回復することということになります。

これを個別の企業に置き換えると、やはり企業の株価が伸びていくためには長期にわたって業績が伸び続けることが大事です。

企業も景気の影響を受けたりするでしょうが、大事なことはそれを乗り越えて、次に上がった時には数年前の最高利益を超えてさらに利益を上積みしていける企業が良い企業ということになります。

長期投資としては、好調が続く、または好調に転じそうな銘柄を下落局面で着実に拾っていく、これを淡々と行っていけばやがて業績が大きく増えた時には株価も間違いなく伸びているという考えです。

今回は相場の説明をしましたが、基本的には相場にはとらわれずに良い企業を探すことが大切です。

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image by:Keisuke_N / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2023年8月8日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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