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もはや長生きはリスク。インフレ時代でも老後資金を枯渇させずに平穏に暮らす方法=塚崎公義

老後は貸家より持ち家

「広義の保険」という意味では、老後の借家住まいを避ける、ということも重要です。長生きしている間にインフレが来て、高騰した家賃を延々と払い続けるようでは、老後資金が底を突いてしまいますから、それを避けるということです。

若い時に自宅を購入し、定年退職までの間に住宅ローンを完済する事が望ましい、というのが筆者の考えです。これには、保険という意味に加えて、もう一つのメリットがあります。

意思が弱くて金を貯める事が出来ない人でも、住宅ローンを借りていれば銀行が強制的に毎月の支払い分を引き落としてくれますから、残った資金で倹約した生活をせざるを得ないわけです。意思が弱い人は、他人に自分の行動を縛ってもらうことが有効ですから。

(筆者注:投資は自己責任でお願いします。なお、本稿はわかりやすさを重視しているため、細部が厳密でない場合があり得ます。)

Image by:Ground Picture / Shutterstock.com
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2023年11月20日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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