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新NISA開始で“高配当株投資”に追い風!長期投資のプロが「成長投資枠」に選ぶ5銘柄とは?買ってはいけない企業も解説=佐々木悠

厳選企業その1:日本たばこ産業<2914>

まず候補となるのは、日本を代表する高配当企業である日本たばこ産業(以下、JT)です。たばこ販売の安定的な収入が、配当金の資金源となります。2023年12月25日終値時点の予想配当利回りは5.02%です。配当金は順調に増加しています。

出典:マネックス証券

出典:マネックス証券

JTは日本だけではなく、世界中でたばこを販売しています。

世界各国のたばこ企業を買収し、グローバル展開を行いました。日本などの先進国では、たばこの需要が横ばいから下落していきます。しかし東南アジアなどの新興国における需要拡大が見込まれることから、今後も配当金の増加と成長が見込まれます。

利益の75%を配当金として還元する方針であり、積極的な株主還元が目立ちます。また、JTの大株主は財務大臣です。国家としても収益源の一つと考えられることから、よほどビジネスが傾かない限り、大幅な減配の可能性は低いと考えます。

リスクは、ロシア情勢です。

ウクライナ侵攻から丸2年が経過しようとしています。当初はJTに対する影響が懸念されたものの、現在は「制裁措置を順守した上で事業を継続」しています。最新決算でもロシア地域の売上が業績に貢献していることから、慎重ながらも上手く事業を行っている状況が読み取れます。

Next: 利益のほとんどを株主還元?プロが選ぶ新NISAでの投資先候補

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