選んではいけない企業のポイント
そして、高配当企業を選ぶ上で行ってはいけないことは、配当利回りランキングを鵜呑みにして投資することです。例えば、1年半ほど前の配当利回りランキングの上位は、海運株が上位を占めていました。
しかし、この時点で首位だった日本郵船は、現在「減配」しています。
したがって、日本郵船は配当の継続性は無かったのです。この場合、減配+業績下落による株価下落で、ダブルパンチを食らう可能性があります(高配当株投資全体のリスクと言えます)。
だから、配当は継続するのか?無理して配当を出していないか?(配当性向が100%を超えていないか)などをチェックする必要があるのです。
先にも述べましたが、新NISAの大きな改正点は、時間の縛りが無くなったことです。目先の配当利回りの一時的な高さよりも、いかに配当が継続するか?を考えるべきです。
ここまでをまとめると、以下がポイントとなります。
- NISA改正によって、より高配当株投資と相性がよくなった
- 高配当企業は安定的なビジネスが多い
- 一時的な高配当利回りに騙されないように注意する
ここからは、新NISAの成長枠で、高配当株投資の候補になりそうな企業を紹介していきます。