カルビー<2229>
国内は『じゃがりこ』などスナック菓子の主力商品の販売が伸びる。6月に『じゃがりこ』など値上げしており、足元は旅行の活発化で土産用の需要も高まる。海外は英国.インドネシアが着実に増勢。
25年3月期は、値上げの効果で原材料費や物流費などのコスト増を吸収し営業増益(前期比5.8%増の289億円)だが、前期に計上した為替差益がなくなり最終減益(前期比9.5%減の180億円)と会社側は控えめに見込んでいる。
広島市内に建設中の「せとうち広島工場」が6月に完成。今月(7月)から生産設備を搬入し、2024年度内に生産を始める計画。稼働が始まると、主力商品のポテトチップスなどの生産能力は現在稼働中の工場に比べて1.6倍(6割増)となる。
株価は52週移動平均線が下値を支える格好で切り返してきており、週足のMACDもゼロ水準近辺から浮上中。シグナルラインを上抜ける局面にあり、全体地合いが軟調であるなか強めの基調が続く。
湖池屋<2226>
親会社が日清食品HDということで、「完全メシ」シリーズでは初となるスナック菓子「完全メシ カラムーチョ ホットチリ味」を投入。たんぱく質、脂質、炭水化物という三大栄養素のバランスを整えている。
健康は気になるがジャンクはやめられないという複雑な消費者の気持ちに応える。
足元は、「コイケヤポテトチップス」など主力商品の付加価値を高める取り組みなどが寄与し、24年3月期時点のROEは13%台に到達。前期に引き続き、今期も純利益は過去最高を更新する見通し。
25年3月期は、売上高が前期比0.6%増の450億円、営業利益は同13.1%増の40億円、純利益は同8.0%増の28億円と過去最高を更新する見通し。
ポテトチップスなどスナック菓子27品を10月から値上げすると発表。また、今年3月には岐阜県内にスナック菓子の新工場を約100億円かけて建設すると発表。9月に着工し2025年8月の完成を予定している。
株価は目を見張る好パフォーマンス。4月につけた上場来高値=4,970円に顔合わせする強い動きとなっている。 ※2024年6月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
※本記事は有料メルマガ『田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット』2024年7月26日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 ※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込1,100円)。
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田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
』(2024年7月26日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による