番外編:伊藤忠商事
三菱商事の特徴を踏まえて伊藤忠商事を考えてみましょう。
ネームバリューやネットワークは同様に持っていて、一方で資源価格には大きく左右されません。
そして、成長性は“限定的”というほどは低くないと思います。
ROEは三菱商事や三井物産よりも高いです。
もちろんこのROEが今後も続けられるかどうかは分かりませんが、企業を買収してその連結決算で利益を増やすなど、上手くやっているところがあります。
何より三菱商事・三井物産に対するライバル心が強く、面白い会社だと思います。
投資が上手くなるためには、最初に投資したところからもっと良い企業はないかと探し続けることが大事だと思います。
今三菱商事を持っていて不安を感じているなら、投資のスタート地点に立ったのだと考えて続けていっていただけたらと思います。
(※編注:今回の記事は動画でも解説されています。ご興味をお持ちの方は、ぜひチャンネル登録してほかの解説動画もご視聴ください。)
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『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2024年12月17日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。