<配当方針は当てにならない>
筆者である栫井の経験ですが、世界第2位の石油メジャーであるブリティッシュ・ペトロリアムに投資していたことがあります。
株を買った理由は、85年間減配していない歴史があるにもかかわらず配当利回りが高かったからです。
ですがコロナウイルスが蔓延すると、外出を控えるようになったので飛行機の利用が減り、石油が使われなくなり苦しい状況になりました。
そこで85年間減配しなかったブリティッシュ・ペトロリアムは配当を3分の1減配しました。
ここで私が学んだことは、85年間減配されていなくても予想外のことがあったら減配されるということです。
配当方針はあくまでも口約束に過ぎないので、現状の配当利回りを当てにして投資することは危険だということをわかっておきましょう。
まとめ
今回は、INPEXを長期投資としてどうなのかを様々な角度から観察しました。
基本的には、株価が割安なのには理由があることが多いです。
投資する際は利回りやPERだけで判断するのではなく、なぜ割安なのかを必ず考えるようにしましょう。
(※編注:今回の記事は動画でも解説されています。ご興味をお持ちの方は、ぜひチャンネル登録してほかの解説動画もご視聴ください。)
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『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2025年2月22日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。