サンリオの株価は割高か、割安か?
サンリオの株価は、この1年で約3倍(約2,000円から約6,000円)に伸び、時価総額は1.5兆円に達しています。PERも約35倍となっており、市場からの加熱感があると言えるでしょう。

サンリオ<8136> 日足
(SBI証券提供)
現在の業績は売上11%増、営業利益15%増と好調ではありますが、この期待に応えるだけの「次の大きな材料」を期待するのは難しいかもしれません。過去には中国アリババとの連携といった大型提携がありましたが、今後短期間で同規模のトピックが続くとは考えにくい状況です。
もちろん、サンリオが非常に強いIPを保有し、その活用がうまくいっているという事実は変わりません。しかし、今の株価には既に高い期待値が織り込まれているため、同じペースで株価が大きく上昇し続けることは難しい可能性があります。目先のバリュエーション水準を考えると、投機目的での買い増しには慎重な姿勢が求められる局面と言えるでしょう。
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『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2025年7月31日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。