アルトナー<2163>は8日、2026年1月期第3四半期(25年2月-10月)連結決算を発表した。売上高が89.00億円、営業利益が14.79億円、経常利益が14.83億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が10.22億円となった。2026年1月期第3四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率は記載していない。
当第3四半期累計期間において、同社グループでは研究開発・設計開発領域への技術者の配属比率が高く、自動車関連メーカー並びに半導体製造装置メーカーからの技術者要請が旺盛だった。
技術者派遣事業について、技術者数が増加したことに加え、技術者ニーズの上昇基調を受けて稼働率が高水準で推移し、2025年入社の新卒技術者の配属が当初の予定より前倒しで進捗したことにより、稼働人員が増加した。また、企業の賃上げ傾向、技術者不足により新卒技術者の初配属単価が上昇したことに加え、業務レベル向上のため既存技術者の顧客企業を戦略的にローテーションしたことにより、技術者単価が上昇した。
請負・受託事業について、積極的な営業展開により、受注プロジェクトへの配属者数が増加したことに加え、顧客ニーズに応じて、技術者派遣から請負・受託へプロジェクト変更したことにより、売上高における構成比が12.5%となった。
利益面においては、採用関連投資費用、IT・DX投資費用等があったものの、売上高の伸長によりこれらの費用が吸収され、各利益が増加した
2026年1月期通期については、クリップソフトの子会社化に伴い、2026年1月期第3四半期より連結決算へ移行するため、連結業績予想を発表した。売上高が115.84億円、営業利益が18.55億円、経常利益が18.54億円、親会社株主に帰属する当期純利益が12.86億円としている。
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