日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は15日、前日比+2.08(上昇率7.79%)の28.77と上昇した。なお、高値は29.73、安値は28.28。先週末の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。今週は、16日に11月の米雇用統計、18日に11月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、また、18-19日には日銀金融政策決定会合が開かれることから、これらに対する警戒感も意識された。こうした中、今日は取引開始後も日経225先物の戻りが鈍く大幅安となったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは先週末の水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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