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JIGーSAW Research Memo(1):2026年12月期は米国法人と自動運転プロジェクトが業績寄与へ

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■要約

1. システムマネジメントとIoT向けサービスを提供
JIG-SAW<3914>は、インターネットサービスやインターネットに接続されるIoT機器を自動で監視し、検知した状況に応じて制御するデータコントロール事業を展開している。データコントロール事業は、システムマネジメントとIoT向け各種サービスに分けられ、いずれもIoT領域を対象に、主力のシステムマネジメントでは独自開発したロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」をベースに、「JIG-SAW OPS」というブランドで主にクラウドサーバやIoTデバイスの自動監視・運用を行っている。IoT向け各種サービスでは独自開発のIoTエンジン「NEQTO」等を活用し、あらゆる産業のIoTシステム・デバイスを対象に包括的なIoTソリューションを提供している。こうした技術力を背景に、国内外の様々な企業と組んで自動運転やコンピュータビジョンなどのプロジェクトも進めている。

2. 強みは、「独自基盤技術とそのビジネス化」「数億件にのぼるあらゆる領域の運用・監視インシデント経験値」
データコントロール事業は、日本と北米にある3ヶ所のコントロールセンターをサービス拠点に、エンジニアが24時間365日のデュアルマネジメントで監視・障害対応・フルマネジメントを行っている。また、生成AIの活用に関し、東京本社にAI専門エンジニア部門を擁している。同社の強みは、独自の基盤(コア)技術とそのビジネス化にある。ソフトウェアの基盤技術は、国内企業唯一の商用Linux-OSのカーネル開発とディストリビューションなどに強みがあり、特に通信制御などにおける組み込み技術などは特筆すべきである。ハードウェアの基盤技術は、ハードウェア組み込み技術や回路設計技術などに強みがある。また、数億レベルの警報処理など監視や運用に関する経験値も強みで、基盤技術やプロジェクトの起点となっている。

3. 2026年12月期は、各種プロジェクトが商用化し、業績寄与へ
同社は、基盤技術とそのビジネス化によって、既存事業で年率2ケタ以上成長し、新規事業で成長をさらに押し上げ、中長期的に指数関数的成長を実現する考えである。2025年12月期の業績は、売上高3,625百万円(前期比4.4%増)、営業利益549百万円(同1.2%減)、経常利益600百万円(同2.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益418百万円(同12.6%減)と、増収ながら減益となったが、本社移転費用の影響の収束に伴い、各四半期連結累計期間における営業利益の前年比率は、急速に改善している。2026年12月期の業績予想は未公表だが、データコントロール事業が堅調に推移しているうえ、米国で正式リリースされたAIダッシュボードサービス「NEQTO.ai」や自動運転・自動操縦ソフトウェアの商用化フェーズへの移行及び各種クラウドを包括管理する「JIG-SAW Prime」の取引額増加などもあり、2ケタ増収は期待したいところである。利益面では、新たな事業創出を検討していることもあり、過去最高の先行投資が引き続き予想されるが、増益は確保できそうだ。

■Key Points
・IoT機器を自動で監視し、検知した状況に応じて自動制御するデータコントロール事業を展開
・日本・北米サービス拠点でのフルマネジメントに特徴。独自の基盤技術とそのビジネス化に強み
・2026年12月期は米国での「NEQTO.ai」と自動運転プロジェクトが商用化フェーズへ

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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