<アバディ事業に伴う投資リスクと公的支援の現状>
アバディ事業は非常に魅力的な未来を提示していますが、現段階ではまだ基本設計のフェーズにあり、最終的な投資意思決定は2027年を予定しています。
つまり、現時点では収益を生んでおらず、膨大な資金を投じるリスクのある段階です。
もちろん、このプロジェクトには国からの公的融資や債務保証といった支援が入っているため、事業の失敗が即座に倒産を招くような事態にはなりにくいですが、業績へのダメージや市場の期待を裏切るリスクは依然として存在します。
まとめ
総合的に判断すると、足元のINPEX株は地政学リスクや円安への期待がかなり強く株価に盛り込まれており、加熱感が否めません。
期待が逆回転した時のリスクを考えると、今年に入って50%近くも上昇した今のタイミングで無理に飛びつくのは、私たちつばめ投資顧問としてはかなりハイリスクだと言わざるを得ません。
一方で、LNGの重要性が高まるという中長期のトレンドや、国策的なテーマとしての側面は評価の余地があります。
今は無理に手を出さず、世の中の情勢が落ち着き、株価が調整局面を迎えた時にこそ、冷静に検討の余地が生まれるのではないでしょうか。
投資において大切なのは、周囲の熱狂に流されず、冷静にリスクとリターンを見極めることです。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取り扱いには十分留意してください。
『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2026年4月1日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。