22日の日本株市場は、米株安の流れから売りが先行するも、その後は押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されそうだ。21日の米国市場は、NYダウが293ドル安、ナスダックは144ポイント安だった。イラン停戦期限を控え、バンス副大統領がパキスタン訪問を延期との報道やイラン外相が商業船舶への攻撃を巡り「より重大な停戦違反」と非難するなど和平協議の行方が不透明となった。終盤にかけてイランの正式な協議不参加が報じられたことが嫌気された。シカゴ日経225先物は大阪比835円安の58505円。円相場は1ドル=159円30銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで59450円まで買われた後に、終盤にかけて一時58340円まで売られる場面もみられた。ただ、トランプ米大統領はイランとの停戦を延長すると自身のSNSに投稿。イラン側が提案を提出し、協議が終了するまでイランとの停戦を延長すると表明している。直近では停戦期限を延長する可能性が低いとの考えも示していたこともあり、一先ず戦闘激化への懸念は和らいだ。
そのため、売り先行で始まった後は、押し目待ち狙いの買いが入りやすいと考えられる。昨日は指数インパクトの大きい値がさハイテク株の強さが目立っていたが、引き続き半導体やAI関連株への資金流入が継続するかが注目されそうである。日経平均株価は16日の高値更新後は高値圏でのこう着が続いており、ボリンジャーバンドの+2σ(60080円)を下回っての推移をみせている。一方で、59000円辺りでの底堅さがみられているため、次第に煮詰まり感が意識されてきそうである。
物色はソフトバンクグループ<9984>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など、半導体やAI関連株が注目される。足もとでNT倍率(日経平均株価÷TOPIX)が急伸しており、昨日は15.74倍と昨年11月以来の水準をつけている。日経平均型のインデックス買いが断続的に入っているとみられ、半導体やAI関連株への物色を意識しつつ、物色対象の広がりを見極めることになりそうだ。
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