5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連株の底堅さを見極め
■不二電機、1Q営業利益 60.3%減 2100万円
■島津製作所<7701>28年度の営業益1000億円、付加価値製品・海外注力
■半導体やAI関連株の底堅さを見極め
5日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が意識されやすく、半導体やAI関連株の底堅さを見極めながらになりそうだ。4日の米国市場はNYダウが874ドル高、ナスダックは23ポイント安だった。レバノンとイスラエルが停戦で合意したとの報道を受けて原油相場が下落したことが材料視された。一方で、ブロードコムの下落が影響したことで、半導体株の一角には利益確定の売りが優勢となった。シカゴ日経225先物は大阪比135円高の67775円。円相場は1ドル=160円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで66930円まで売られた後は切り返し、一時67890円まで買われる場面もみられた。ただ、その後は軟化し、小幅ながら下落して終えている。レバノンとイスラエルが停戦で合意したと報じられたが、イスラエル軍がレバノン南部にとどまる姿勢を崩しておらず、双方とも停戦を拒否すると報じられており、楽観は禁物であろう。週末要因から持ち高調整の動きが強まる可能性はありそうだ。
米国ではハイテク株から景気敏感株などにシフトする形でのリバランスの動きとなり、NYダウは大幅に上昇した。一方で、ブロードコムの下落は織り込まれているものの、SOX指数は6日ぶりに下落している。米国同様に半導体やAI関連株への利食いが強まるようだと、日経平均株価の重荷になる可能性はあるため、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>などの底堅さを見極めることになるだろう。前日に10%を超える下落となったソフトバンクGがリバウンドをみせてくるようだと、半導体やAI関連株への押し目狙いに向かわせよう。
日経平均株価は一時66920円まで売られ、前日の上昇部分をほほ帳消しにする形になったが、上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σとのレンジ内での推移であり、過熱を冷ます調整の範囲内である。下値切り上げのトレンドを継続しているほか、急ピッチの上昇で買い遅れているファンドなどによる押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。そのため、週末要因から利益確定の売りが優勢となっても、下値の堅さが意識されそうだ。
■不二電機、1Q営業利益 60.3%減 2100万円
不二電機<6654>が発表した2027年1月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比2%増の9億1600万円、営業利益は同60.3%減の2100万円だった。世界的な資源高や円安を背景に、製品の製造に必要な部品や原材料の仕入コストが上昇。また、今後の持続的な成長やデジタル化への対応、開発力の強化を見据え、人件費や採用・育成への投資(人的資本投資)を計画的に増やした。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(51561.93、+874.86)
・シカゴ日経225先物は上昇(67775、+135)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・島津製作所<7701>28年度の営業益1000億円、付加価値製品・海外注力
・商船三井<9104>世界最大級の米LNG液化設備に出資参画、30年めどに生産開始
・セレンディップHD<7318>大垣共立銀行など、中小承継を支援、57億円ファンド
・ブルーイノベーション<5597>アジアでドローン展開、台湾社と共同
・日産自<7201>英でEV受託生産、中国・奇瑞と覚書
・NTT<9432>宇宙向け光通信機器開発で欧社と協業、IOWN展開
・三菱電機<6503>車載用SiCパワー半導体、低オン抵抗2種試供
・日産自<7201>“逆輸入”ムラーノ発売、2.0リットルターボエンジン搭載
・リコー<7752>創造性向上などAIで企業支援
・東レ<3402>T2と自動運転トラック商用運行
・INPEX<1605>大阪ガスなどと、クリーンガス証書管理、長岡e-メタンで実証
・京阪HD<9045>京阪電気鉄道、欧製レール削正車導入、定期作業に、近畿日本鉄道も
・内田洋行<8057>来年システム投入、360度カメラ×AI、高精度座席検知
・東京地下鉄<9023>変電所保守を遠隔化、検査時間6割減
・JR東海<9022>新幹線の線路補強、三島-浜松間、降雨規制見直し
・ワコールHD<3591>不織布の立体作製研究拠点、共創推進
・NISSHA<7915>米子会社、米に医療機器部品新棟、マイクロ成形
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 実質賃金総額(4月)前回1.4%
<海外>
・特になし
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