NY連銀は5月調査結果を発表した。その中で、連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を判断する上で重要視しているインフレ期待で1年先は3.46%と4月3.64%から上昇予想に反し、低下した。また、3年先も3.13%と、4月3.15%から低下。FRBが特に重要視している5年先は3.02%と、4月3.01%から上昇した。インフレ期待はとりあえず、高水準で安定している証拠となった。1年先ガソリン価格は+5%と、4月+5.11%から低下。1年先食品価格は+5.8%と、+5.18%から上昇。1年先賃貸は+7.4%と、+5.95%から上昇した。
短期金融市場で年1回の利上げが完全に織り込まれたが、消費者が貯蓄口座の金利が上昇すると見ている確率は24.58%と、4月26.72%から低下した。
労働市場の状況で「失業する可能性がある」との回答は+15.12%と4月14.5%から上昇。消費者が失業を懸念している証拠となった。一方で、労働市場への雇用者の自信を示す、ととらえられている自主退職をする可能性があるとの回答は、20.75%と、3年ぶり高水準となるなど、プラス材料も見られた。今後3カ月内に債務未払いとなる可能性があるとの回答は12.55%と、前月11.37%から上昇した。
結果は、連邦準備制度理事会(FRB)が当面政策を据え置くことを正当化する内容となった。
◇米・5月NY連銀調査
・インフレ期待1年先:3.46%(予想3.72%、4月3.64%)
3年先:3.13%(4月3.15%)、5年先:3.02%(4月3.01%)
・住宅価格:+3.46%、2022年7月来で最高
・失業する可能性がある:+15.12%(4月14.5%)
・自主退職可能性がある:+20.75%、3年ぶり高水準
・今後3カ月内に債務未払いとなる確率:+12.55%(11.37%)
・貯蓄口座の金利上昇確率:+24.58%(26.72%)
・1年先ガソリン価格:+5%(4月+5.11%)
・1年先食品価格:+5.8%(+5.18%)
・1年先賃貸:+7.4%(5.95%)
・1年先医療費:+8.9%(9.57%)
・1年先大学教育費:+8%(8.78%)
いま読まれてます
記事提供: 
元記事を読む