■DAIKO XTECH<8023>の今後の見通し
● 2027年3月期の業績見通し
2027年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.4%増の43,500百万円、営業利益が同36.6%増の2,600百万円、経常利益が同34.6%増の2,680百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.3%増の1,750百万円の見通しである。
重点ソリューション領域においては、好調な生産管理システム「rBOM」やペーパーレスソリューションなどを中心に、引き続き自社ソリューションの強化とシェア拡大に取り組む。特に、自社パッケージ「新PROCURESUITE」については、技術力の高い協力企業からOEM提供を受けてラインナップを拡充した最新版を既に市場へ投入しており、企業規模の大きな顧客層への販売拡大が見込まれる。さらに、M&Aによって取得したトヨタ生産方式(かんばん生産)に対応した生産管理システム「D-PaSS」も旺盛な需要に支えられており、今後の売上寄与が期待される。コアビジネスにおいても、利益率の高いソフトウェアソリューションへの一層の事業シフトを推進すると同時に、安定的な収益基盤を確固たるものにするため、システム運用・サポートビジネスのさらなる伸長を図る。また、2026年3月期に発生した想定外のプロジェクトロスを未然に防ぐべく、PM(プロジェクトマネージャー)※1の教育やPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)※2の機能強化を進め、徹底したモニタリング体制を整備する構えである。人的投資の面では、生成AIの進展を背景に、エンジニア人員の量的な拡大から高いスキルを持ち上流工程を担えるエンジニア人材の採用・育成へと舵を切る。財務面においては、規律ある投資を徹底し、高値づかみを避けながらも、シナジー効果を重視したM&A戦略を推進していく方針である。
※1 プロジェクト全体の品質・予算・納期を管理し、事業の利益創出をけん引する責任者。
※2 成功と収益性の最大化を目指し、プロジェクトを横断管理する専門組織。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 西村 健)
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