ヘッドウォータース<4011>
■質疑応答
質問
事業規模が大きく拡大していて、非常に期待しています。中期的に、売上成長率、粗利率、販管費率、営業利益率、それぞれどの程度の水準で推移すると考えていますか。
■ヘッドウォータース 篠田様
ありがとうございます。これらの指標の具体的な数値につきましては、後ほどCFOより開示させていただきますので、詳細はそちらをご確認いただけますと幸いです。
定性的な方向性といたしましては、まず売上成長率において、当社単体(オーガニック)では今期も前年比150%程度の成長を維持しております。市場全体のAI領域における成長率が年約130%と試算される中、オーガニックな成長においては市場成長率を確実に上回っていくことを前提としております。
利益率につきましても、先ほどご紹介いたしました開発プラットフォーム「SAIDDar」をはじめとする生産性向上施策を次々と投入しておりますので、今後の向上が見込まれます。ただし、来期における具体的な利益率の数値につきましてはインサイダー情報に関わるため、正式な予算発表の場にて提示させていただきます。基本的には今期以上のペースで粗利率の改善と事業成長を両立させていく方針です。
なお、BBDイニシアティブとの合併に伴うPMIの観点におきましては、現在同社が展開してきた従来のSaaSサービスをAIエージェント型へ刷新するなどの構造改革を進めております。こうした施策の成果が業績数値として顕在化し、オーガニックな成長基調へ統合されるまでには半年程度の期間的なタイムラグが生じる見込みです。
■CFO回答
中長期的には成長と収益性向上の両立を目指しております。
AIプロダクトや継続収益比率の拡大により利益率改善を図る方針です。
現時点で具体的な数値目標は公表しておりませんが、事業環境や投資計画を踏まえながら適切なタイミングで中長期的な目標についてもお示ししていきたいと考えております。
今後、開示が可能な段階となりましたら、株主・投資家の皆様へ必要な情報を適切に開示してまいります。
質問
AI駆動開発は今後さらに普及すると考えられますが、将来的にエンジニア単価の下落やエンジニア供給といったリスクについてはどのように考えていますか。
■ヘッドウォータース 篠田様
ありがとうございます。どの時間軸で「将来」を捉えるかにもよりますが、向こう3年から5年というスパンで考えますと、やはり現場で高度な意思決定や実装を担うFDEのような人材の需要は引き続き高い水準で推移すると実感しております。
現在、単にプログラミングを行うような従来型の業務においては、提示される単価が徐々に低下する傾向が見られます。クライアント様からも「AIを活用する分、開発費用は抑えられるのではないか」というご指摘をいただく一方で、当社が提供するような最先端のAI領域においては、コンサルティング以上の付加価値と高い単価設定が正当化されるべきではないかという議論が、社内および顧客側双方で交わされているのが実情です。
当社としての根本的な見解といたしましては、従来の「人月単価」に基づくエンジニアの価値評価は、今後変化していく可能性があると考えております。したがって、人件費ベースの対価ではなく、投資対効果に応じた「ROI課金」の仕組みへ移行していくと考えております。顧客企業にとって「誰が何人稼働したか」というプロセスのコストは重要ではなくなり、成果物として「どのような事業成果や利益が生み出されたか」という提供価値そのものに課金するモデルへ変化してまいります。
当面の間、当社が人材採用を積極的に進めている背景には、AI駆動開発プラットフォームである「SAIDDar」等を運用するにあたっても、人の適切な配置が不可欠であるという理由があります。1人の優秀なエンジニアが3人、4人、あるいは10人のAIエージェントを指揮・監督し、セキュリティやガバナンス、責任の所在を明確に保持しながら最大の成果を創出する体制へとシフトしていきます。
将来的にはシステムを動かす人員数自体は抑えられていく方向性にありますが、当面はコアとなる社内エンジニアの拡充を通じて生産性と全体の売上・利益を同時に伸ばせるフェーズが続くと捉えております。このような成長イメージのもと、今後も戦略的な人員獲得を推進してまいります。
質問
SAIDDarやAI駆動開発は現在どの程度実案件に適用されていますか。1人当たりの売上、外注比率、粗利率に効果があるのはいつ頃だとお考えでしょうか。
■ヘッドウォータース 篠田様
効果の表れにつきましては、足元の粗利率が過去最高を記録している点にも示されている通り、すでに徐々に数字へ寄与し始めております。
現時点ではすべてのプロジェクトへ一律に適用するまでには至っておりませんが、新規で立ち上がる最新の案件の多くにおいて、SAIDDarを活用した開発体制への移行を進めております。そのため、今後のプロジェクト拡大に伴って生産性向上の効果はさらに高まっていくと考えております。現在推進している生産性向上施策の効果により、粗利率は中長期的に改善傾向で推移していくものと考えております。
直前の四半期決算におきましても成果は着実に現れておりますが、1四半期で数値が急激に跳ね上がるような劇的な変化というよりは、段階的に改善が進んでいくイメージとなります。利益率の推移を継続してご覧いただくことで、生産性向上施策の成果を実感していただけるかと存じます。
なお、1人当たり売上や外注比率などの詳細な指標につきましては、今後開示可能な段階となりましたら、IR資料にてご説明させていただく予定です。
質問
ずっと応援しています。ヘッドウォータースの知名度がもっと上がってほしいです。
■ヘッドウォータース 篠田様
ありがとうございます。頑張ります。
質問
生成AIがどんどん便利になり、あらゆる企業が生成AIを利用して独自にフィジカルAIシステム開発をできる時代になっていると思います。御社にお願いしなければできないということがなくなってしまう恐れはないですか。
株式会社ヘッドウォータース:2026年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(9)に続く
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