14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、値がさ株の下げが重し
・ドル・円は小じっかり、ドルに買戻し
・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ <9984>、同2位がアドバンテスト <6857>
■日経平均は続落、値がさ株の下げが重し
日経平均は続落。512.73円安の63498.61円(出来高概算9億7534万株)で前場の取引を終えている。
前週末11日の米国市場でダウ平均は509.19ドル高の52573.29ドル、ナスダックは251.31ポイント高の26333.04で取引を終了。消費者物価指数(CPI)がインフレ加速の証拠となり早期利上げ観測が強まったものの、原油価格の反落で安心感が台頭し、寄り付き後、上昇。終日堅調に推移し終了した。
米株式市場の動向を横目に、14日の日経平均は351.81円安の63659.53円と続落して取引を開始した。前週末の米国株高が支えとなる場面もあったが、指数寄与度の大きい値がさ株に売りが集中し、寄り付きから下げて始まった。人工知能(AI)の開発鈍化懸念を背景に投資家心理が悪化しており、売り一巡後も戻りは鈍かった。ただ、前週末にかけての下落に対する買戻しが広がり、前引けにかけては63400円付近でもみ合う展開となった。
個別では、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、バンナムHD<7832>、ソニーG<6758>、KDDI<9433>、東京海上<8766>、ベイカレント<6532>、伊藤忠<8001>、テルモ<4543>、三井物<8031>、トレンド<4704>、野村総合研究所<4307>、日東電<6988>、セコム<9735>などの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテ<6857>、キオクシアHD<285A>、イビデン<4062>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、村田製<6981>、太陽誘電<6976>、住友電<5802>、京セラ<6971>、HOYA<7741>、味の素<2802>、ローム<6963>、スクリン<7735>、ディスコ<6146>などの銘柄が下落。
業種別では、サービス業、保険業、その他製品などが上昇した一方で、情報・通信業、非鉄金属、金属製品などが下落した。
後場の日経平均株価は、前引け水準を挟んだもみ合いが見込まれる。東証プライムの値上がり数は77%と幅広い銘柄に買い戻しの動きが広がっているが、積極的に買い進む材料に乏しく、上値の重さが意識される。AIの開発鈍化懸念や原油先物相場の高止まりも引き続き投資家心理の重しとなろう。さらに、今週は中銀イベントを控えていることで全般様子見ムードが強まりやすいとの指摘もある。一方、テクニカル面では、日経平均株価も再度26週移動平均線にタッチするなど調整は進み、近くあく抜けムードは強まる可能性もあるとみられている。
■ドル・円は小じっかり、ドルに買戻し
14日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。今週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米10年債利回りは小幅に上昇、ドルに買戻しが入ったもよう。ユーロ・ドルは弱含み、ユーロ・円はドル・円に連れ高。ただ、今週の重要イベントを控え、値動きは限定的。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円37銭から154円11銭、ユ-ロ・円は177円85銭から178円46銭、ユ-ロ・ドルは1.1576ドルから1.1596ドル。
■後場のチェック銘柄
・モイ<5031>、ミクロン精密<6159>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ <9984>、同2位がアドバンテスト <6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
特になし
【要人発言】
特になし
<国内>
・13:30 鉱工業生産(7月) 前回0.1%
・13:30 設備稼働率(7月) 前回4.1%
<海外>
・15:30 印・卸売物価(8月) 予想9.80% 前回9.78%
・印・貿易収支(8月、16日までに) 予想-321.5億ドル 前回-319.8億ドル
・G20エネルギー供給拡大閣僚級会合(16日まで)
・国際原子力機関(IAEA)年次総会(18日まで)
・エネルギーの国際展示会「ガステック」開幕(17日まで)
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